情報処理技術者試験「例の方法」

わく☆すた,美月です。
実家で,自分の部屋を見ていると,昔懐かしの参考書や問題集が,そのまま置いてあります。蛍雪時代や,通信教育のテキストや,まだ山ほど残っていて,見ていると結構なつかしいです。
その中に,普通の参考書に負けず劣らずいっぱいあるのが,「勉強法」とか「テストでいい点を取る方」などの本や雑誌。昔から自分は,「効率的な勉強法」とかに,すごく興味があったんだなぁ,と改めて思い出していました。
受験雑誌の付録に,「例の方法」というのがありました。
それには,四択問題で迷ったときには,試験作成者の心理を読むと,アとかエとかは心理的に答えにしづらいので,イかウにしておけば当たる,というのがありました。
昔,これを結構信じていて,迷ったらとりあえずイにする,というのは決めておいたことがあったのですが,効果のほどは定かではありません。
ちなみに,情報処理技術者試験では,この,「真ん中への偏り」がないように,工夫がされています。
4つの選択肢を作った後に,選択肢をアイウエオ順に並べることで,恣意的に選択肢を作るのを避けているのです。これは,作問の仕事を始めてから知ったことですが,確かに,試験問題を見ると,4択の選択肢は,ちゃんとアイウエオ順になっています。
あと,「必ず」とか,「まったく」とかある選択肢は,答えになりにくい,というのがありました。でも,情報処理技術者試験の場合には,あんまりそんなことはない気がします。確かに,「必ずといわれるとそんなことはないかなぁ」と思いがちなことは多いのですが,意外とそれが正解なことが多いのです。
あんまり,「例の方法」とかにとらわれていると,最近の試験ではあんまり正解が導けない気がします。
ちょっと昔まで定説だった,「過去問を覚えておけばかなりの問題が解ける」も,試験制度改定から後は,あまり当てはまらなくなっています。というのも,昔は,過去問はそっくりそのまま再出題されることが多かったのですが,21年春,秋の午前問題では,問題は同じだけど選択肢が微妙に違う,というのが結構増えてきているからです。
やっぱり,ちゃんと理解しておかないと,覚えるだけでは解けないようになってきているのかな,と感じています。
ってことで,午前問題だからといって,テクニックで解こうとは,あんまりしない方がいいのかな,と思います。
試験まであと4ヶ月以上もありますし,午前問題に関しては,ちゃんと理解して解けるようになっておきましょう。