もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
わく☆すた,美月です。
今日,帰りの電車で軽い気持ちで読んだ本が,意外にもとっても面白くって,思わず読みふけってしまいました。
その本の名は,「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」で,名前の通り,高校野球の女子マネージャーが,ドラッカーの「マネジメント」を読んで,高校の野球部を改革していくお話です。
この本は,知人の経営コンサルタントが,「結構面白いよ」ということで読んでみたのですが,ストーリーが結構リアルで,冒頭から引き込まれていきます。
そこで,ドラッガーの「顧客によって事業は定義される」という文章を,女子マネージャーのみなみちゃんが読んで,「野球部の顧客って誰だろう?」って考えていく,みたいな感じで進んでいきます。「マーケティング」ということで,部員全員と1対1で女子マネージャーと面談する,という場面もあります。
ちょっと前に,ドラッガーの「マネジメント」を読んでみたいな,と買ってみたのですが,最初の方だけ読んで,なんか難しくって投げていた自分には,事例が具体的でわかりやすく,ぴったりの書籍でした。企業ではなく,野球部という,わかりやすくもちょっとドキドキする感じも,学園ものが好きな私には好みです。
ちなみに,主人公はみなみちゃんですが,私が昔好きで,映画まで見に行ったアニメ「タッチ」とは,特に関係ありません。^^;
ということで,ちょっと話がそれてしまいましたが,経営とかマネジメントとか,苦手だけどちょっと知りたいな,というくらいの方には,この本はおすすめです。ちゃんと経営を勉強した人には,必要ないとは思いますが,読み物として楽しめると思います。
個人的には,「もし高校野球の女子マネージャーが『リレーショナルデータベース入門』を読んだら」とか言って,女子マネ-ジャーが野球チームの分析データを正規化していく物語とかあったら楽しいなぁ,とかちょっと妄想してしまいました。^^;
楽しい読み物での勉強は,ちょっとした息抜きにもなって楽しいと思います。
結構売れてるみたいなので,本屋で見かけたら手にとって見てみてください。