株式会社わくわくスタディワールド

株式会社わくわくスタディワールド

高度午前1=応用情報技術者午前

わく☆すた,美月です。
高度区分を受ける方の最初の関門,高度共通の午前1。
これは,レベル的には,応用情報技術者試験の午前と,全く同じです。
というより,応用情報技術者試験の午前80問から,分野別にまんべんなく30問を抽出したものが,高度区分の午前1になります。
ですので,意外と知らない人も多いのですが,高度午前1の勉強は,応用情報技術者試験の午前を突破するのと同じだけの労力がかかります。
企業研修などに行くと,意外とこの高度午前1をなめてかかってる,というか,30問なので簡単に突破できそう,という感じの人が多いのですが,そんなに甘いものではありません。
同じレベルの問題からピックアップしてるだけなので,ブレはありますが80問の応用情報技術者と難易度は同じです。
前回の高度午前1単独での突破率は,こんな感じです。
 応用情報技術者試験  34.09%
 ITサービスマネージャ  35.87%
 ネットワークスペシャリスト 35.93%
 情報セキュリティスペシャリスト 36.07%
 システムアーキテクト  50.54%
 ITストラテジスト  56.48%
高度論文系の難しい区分は,受験者層が違う感じですが,他の区分は大体35%前後です。
3人に1人ぐらいしか受からない,というのは,頭に入れておいてもいいと思います。
前回,30問中17問ぐらいで落ちた人は,惜しかった,と考えて少し勉強すればOKだと思うと,また足元をすくわれる可能性は高いです。
本来,すごく幅広いIT分野全般から,30問をピックアップして出題している,それが高度午前1です。なので,問題数に対して,勉強する内容というのは,実は結構いっぱいあります。
広くそれなりに深く,ストラテジ系,マネジメント系,テクノロジ系全般について学習する必要があります。
このとき,おすすめなのは,応用情報技術者試験の午前と同じ勉強法です。
参考書などを見ると,高度午前1用,というのは,実際の高度午前1の勉強には足りないものが多いように感じています。特に薄いものは,分量が絶対的に足りません。
応用情報技術者試験の午前用や知識確認用の参考書や問題集の方が,詳しく解説してある分,勉強しやすいように感じています。
応用情報技術者試験の午前が確実に突破できるようになれば,高度午前1はまず大丈夫です。
高度午前1の参考書の中には,逆の勘違いをしているものがあって,BGPとかスパニングツリーとか,やたら高度な内容が載っているものもあります。
高度共通午前1では,実はそれほど専門的なことは出てきませんし,そういうのに気を取られていると,肝心の全分野の網羅ができなくなります。
ということで,「高度午前1の勉強は,応用情報技術者午前と同じ」という勉強で,過不足なく十分だと私は考えています。
実際,応用情報技術者試験に受かれば,高度午前1は2年間免除ですし。
午前は油断していると本当に足元をすくわれます。試験まであと2ヶ月,後悔のないようにしっかり取り組んでいきましょう。