重箱の隅はつつかなくていい
わく☆すた,美月です。
私は毎回,情報処理技術者試験を午前1から受けているのですが,なかなか午前1の全問正解ができません。
春は29/30,秋は28/30でしたが,2,3問は必ずわからない問題が出てきます。
どれだけ勉強していても,「そんなこと知らない」というのは必ずあるんだなぁ,というのを,しみじみと感じてます。
情報処理技術者試験には,何問か,重箱の隅をつつくような問題がでてきます。
午前問題は,すべての問題の難易度が同じなわけではなく,難しい問題も易しい問題も適当に散りばめて出題されます。ですので,何問かは難しい問題,新傾向の問題,引っかけ問題というのはあります。
個人的には,午前問題で9割正解する実力をつけるのと,その後そこからパーフェクトに持って行くのは,同じくらい労力がかかるように感じてます。感覚的には,「よく出る部分」以外のあまり出ない分野も全部押さえるのは,よく出る部分だけ押さえるの以上に手間がかかる気がしてます。
ですので,受かるのが目的なら,別に完璧にする必要はありません。
ただ,午前問題に限って言うと,5割程度の正答率の人と,合格ラインの6割以上の得点がとれる人には,結構大きな実力差があるように感じてます。
「よく出る大事な部分」を大体押さえて,どの分野もそれなりに知ってる,っていうラインが,大体6割なのかな,という風に感じてます。そこからもうちょっと午後に向けても知識を蓄えて,ひととおり肝心なところはマスターした,って感じで7~8割の正答になると思います。このあたりまで行けば,午前の突破はほぼ間違いなしです。
大体午前で合格レベルまで行けそうだ,という感じなら,午後を中心に学習しましょう。
重箱の隅をつつくように,「完璧を目指して」学習すると,逆に足下をすくわれることになりかねません。よく,参考書の最初の方だけ完璧,という人がいますが,これだと合格ラインまでは届きません。まんべんなく,ひととおりの知識というのは,特に午前では大切なポイントになります。
この時期は,重箱の隅をつつくようなところに目を向けて,「ここがわからない」とこだわる人が多いのですが,それは手放した方が受かりやすいです。
少しぐらいわからない部分が残っていても合格できます。
合格ラインは,すべての試験区分,時間区分で6割です。
試験まで1ヶ月と少し,ある程度割り切りながら,試験範囲全般を押さえていきましょう。