過去問の「解く」以外の使い方
わく☆すた,美月です。
今日は久しぶりに,ノートパソコンの大きい方を持ち歩いて,電車の中でブログ書いてます。
5年ぐらい前までは,「ノートパソコンを持ち歩く」というのがステータスみたいな感じがあったので,いつでもどこでも持ち歩いていましたが,最近は重いのでやめてました。
講義に行くときにも,パソコンが持ち込めずに,設置してあるものを使うことも多いですし。でも,携帯ではなく,ちゃんとキーボードのあるパソコンは,使いやすいです。
先日,「論文のためのモジュールを用意する」という記事で,さんしのごいさんから,「論文のモジュールに過去の午後問題が使える」というコメントをいただきました。
ホントその通りで,午後2の論文では,午後1の記述式のネタというのは,すごく使えます。
ぜひご活用ください。
今日は,そこから発展させて,過去問題を「解く」以外に使う方法をいろいろ紹介したいと思います。
まず,過去問題は,ネタを細かく切り刻むと,「モジュール」として使えます。
これは,論文試験では,具体的な内容を記述するときのネタになります。
そして,事例系の試験では,今度再出題されるかもしれないネタの宝庫になります。
試験問題では,問題の長さの割に設問が少ないので,問題に書いてあるだけ合って出題されないというポイントも結構存在します。そういったところは,今後出題されるかもしれませんし,新たな練習にもなりますので,問題だと思ってモジュール分割して解いてみるのもおすすめです。
例えば,ネットワークスペシャリストの計算問題だと,一部を「計算せよ」と出題しておいて,残りは答えだけ書いてある,という問題が時々あります。その,答えだけ書いてある部分も,実際に計算してみると,いい演習になります。「設問になっているところ」だけが問題じゃない,というところを意識してみると,1つの設問から学べることはいっぱいあります。データベーススペシャリストのER図も,途中まで書いてあるヒントを読まずに,自分で一から全部作ってみる,というのも勉強になると思います。
そして,それ以外だと,単純に「読んで楽しむ」という方法もあります。
人間模様がいっぱいの,情報セキュリティスペシャリストは,読みものとしても楽しいです。今はなき,情報セキュリティアドミニストレータは,読んで面白い,という意味では試験の中では一番でした。もちろん試験ですので,読んでるとセキュリティの考え方が身について一石二鳥です。
一度,問題を解くという意識ではなく,「N君に感情移入しながら」読む,というのも楽しいと思います。
試験直前の読解力を付ける練習にも,過去問題は最適です。
あと,個人的に過去問を使ってよくやることは,「キーワードさらい」です。
過去に出てきた午前1,午前2,午後1,午後2などから,よくわからないキーワードなどを抜き出して調べるのです。
実際の試験では,午後試験でいきなり新しいことが出る前に,午前で新キーワードとして出てくることが多いです。ですので,去年午前で出題されたキーワードなんかは要チェックです。
その他,実務で使える「トラブルシューティングの例」としても参考になります。
IPアドレスの枯渇問題とか,ハブを勝手に設置されていたとか,「あったあった,こんなの!」という事例が,結構いっぱい出てきます。人間系の組織の問題とかも,あるあるネタで満載ですし,「こうすればよかったんだ!」という気づきにもつながると思います。
過去問は,深く理解すれば理解するほど,実力がついて試験合格につながります。
ぜひ,過去問を,いろんな面で活用してみて,理解を深めましょう。