昔の過去問をやってみる
わく☆すた,美月です。
私の,趣味と実益を兼ねた収集の一つに,「情報処理技術者試験の過去問集め」というのがあります。
昔の過去問を見て,「以前はこんなの出てたんだ-」ってのを見るのは,結構楽しいです。さすがに,10年前に比べると実力はアップしていますので,「昔はこんな問題で手こずっていたのね」とか思って,成長を振り返るというのも,楽しいかったりします。
Yahooオークションなどで,昔の過去問で持ってない年度が載ってる過去問集があると,時々買ってます。ですので,ちょっとマニアックですが,昔の「プロダクションエンジニア」の問題なんかは,全部揃っています。全部といっても,6年間しか実施されなかったので6回分ですが。
ちなみに,プロダクションエンジニアというのは,試験センターのプロダクションエンジニア(PE)の説明にあるように,システム開発者のための上級試験です。ですので,アルゴリズムの難題が,これでもかと出てくる,プログラマの最高峰の試験,って感じでした。私たちの間では,別名「アルゴリズムスペシャリスト」とも言われてました。^^;
これ,力試しに解いてみると結構楽しいですが,今の応用情報技術者試験では,こんな難しいアルゴリズムはまず出てきません。^^;
「これが解ければアルゴリズム問題はまず大丈夫」というレベルの問題です。
昔の過去問は,今とは出題傾向は違いますが,本質的には同じことを聞いてるので,結構役立ちます。
以前,「自分で過去問を使って「模擬試験」を実施する」にも書きましたが,昔の過去問を模擬試験代わりに使うと,かなり力がつきます。
特に,データベーススペシャリストは,10年さかのぼっても全然古くならないので,以前に戻ってやってみるのはおすすめです。
試験範囲というのは,ある程度限られていますので,10年分ぐらいの過去問を見ておくと,午後問題でも「類題」が出てきます。
一部では有名な話だと,データベーススペシャリスト試験平成10年午後2問3と,テクニカルエンジニア(データベース)試験平成17年午後2問2は,両方とも機材管理のデータベースを題材にしていて,かなり似ている問題です。号機管理とか,出てくるネタもかなり一緒の部分が多く,どちらも「X社」です。^^;
受講生さんから話を聞くと,一度平成10年の問題を解いたことがあると,すごく解きやすかったようです。
あ,ちなみに,書いていて思い出したのですが,平成10年以前は,午後1が5問,午後2が3問ありました。なので,昔に行けばいくほど,1年分の過去問の量は多くなります。
基本的には,過去問は3回分解いておけば,出題傾向をつかむには十分だとは思います。
ただ,演習量は,多い方が力もつきますので,直近の過去問に飽きた人は,昔にさかのぼるのもおすすめです。
試験まであと少し,昔の過去問も含め,なるべくいっぱい問題を解いて,「解く感じ」をつかんでいきましょう。