試験の「形式や出題範囲」をちゃんと知っておく

わく☆すた,美月です。
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最近,昔のネットワークスペシャリストやオンライン情報処理技術者の過去問を手に入れたので,いろいろ見てました。
平成5年のオンラインの問題なんか見てると,ネットワーク系なのにアルゴリズムや経営戦略とかも出てます。ついでに英語もあって,「あ,これが噂の英語の情報処理技術者試験だ」って感じでした。
計算問題もいっぱいあって,難しくって,さすが合格率4%の試験,って感じです。
試験の形式も,午後1が12問中6問選択だったり,今とだいぶん違います。
流れ的には,だんだん選択問題は減っていく傾向にあるのかな,と感じました。
ネットワークの午後1問題は,12問中6問だったのが平成6年から5問中3問になり,平成11年から4問中3問になり,そして,平成21年から3問中2問になりました。
その分,一問の濃さは,濃くなってる気はします。
試験の形式の変更って,公表されてはいるのですが,意外と知らない人が多かったりします。
特に,最近は,試験制度が変わって間もないため,昔と同じだと思ってる人が結構多いです。
応用情報技術者試験の午前の試験範囲は,ソフトウェア開発技術者とだいぶん違います。
応用情報技術者の方が,範囲がかなり幅広いです。
同じだと思って試験に臨むと,午前80問のうちの最後の20問ぐらいは見たことない問題になります。
システム監査の午前2には,データベースとかネットワークとかセキュリティとか,テクノロジ系の問題が出てきます。逆に,プロジェクトマネージャの午前2には,技術要素は出てきません。
午後1の選択問題数は,高度区分のどれでも「2問」です。
模擬試験などではたまに,一生懸命「3問」解こうとしている人がいるのですが,これは必要ありません。タイムトライアル的な要素は,少しなくなってきています。
午後2の論文は,記述の形式が変わってきてます。設問イとウが分かれて,それぞれで制限字数があります。
あと,以前に比べて全体的に,午前は難しく,午後は易しくなっている傾向はあります。
午前は余裕,と思って出かけると,足下をすくわれる可能性は高いです。
今までだと,過去問を解くとなんとなく身につけられたことが,制度の改定で,それだけだと足りない部分もでてきています。過去問に出ていない分野が出題されることも結構多いです。
ぜひ,自分が受ける試験の「形式や出題範囲」をちゃんと確認してみてください。