株式会社わくわくスタディワールド

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試験答案はちゃんと採点されると信頼しよう

わく☆すた,美月です。
情報処理技術者試験に限らず,試験って実は「ひっかけ問題」ってそんなに多くありません。
基本的に問題を作る人は,「試験内容のことを理解しているかどうかを試そう」と思っているので,実力に関係ないところでワナをしかけて,ひっかけてやろうとは特に考えていません。
ごくたまに,そういうことを考えて出題する人はいるかもしれませんが,それは少数派なので,実際の「ひっかけ問題」というのは,めったに存在しないと思います。問題の出し方によって,ケアレスミスが起こりやすくなっているかもしれませんが,それは多分,意図せずそうなってしまったんだと思います。
今回の試験は,全体的に「知識がないと解けない」問題が多かったように感じています。これは,「高度な技術者なんだから,ちゃんと知識としても正確なものを持っていて欲しい」という意図なのかな,と私は感じてます。問題文を読めば解けるような問題は,比較的少なくなっています。だからといって,知識さえあれば解けるわけではなく,知識をベースに問題文を読んで考えさせる問題が増えているように感じています。
問題文を読むことと知識のどちらも大切という,言われてみれば当たり前のところに落ち着いた感はあります。
試験の採点官も多分,別にミスを咎めて,点数を辛くつけたい,と思って採点しているわけではありません。
多分,「できれば点数をあげたい」と思って採点しているのではないかと思います。
というのも,実際,模擬試験の採点なんかをしてると,「ちゃんと書いてある」答案って,それほど多くありません。白紙や,とりあえず適当に埋めた,という感じの答案がほとんどで,たまに一生懸命書いてる答案を見つけると,うれしくなるぐらいです。
ですので,ちゃんと一生懸命書いていれば,丁寧に採点官は見てくれるんじゃないかな,と感じています。
私自身の経験から考えても,試験の点数は,公式発表の解答例を見て,だいたい私が推測する点数と同じくらいです。採点は,複数人で行うという話も聞いていますし,かなり丁寧に採点されているのではないかな,と感じています。
午前が突破できる人は,それほど数は多くありませんし,2ヶ月かけてじっくり採点しますので,目は行き届くと思います。
専門家がちゃんと採点しますので,細かい文章の違いとかで×になることはなく,答えの意図が読み取れるように書かれていて,解答例と同じようなことが表現できていれば正解です。
逆に,適当にわかってないことをごまかして書いていても,それは見抜かれます。解答例と似たようなことが書かれていても,「この人わかってない」ということが透けて見えれば不正解になります。
試験の採点結果は基本的に,実力が反映されます。
試験というのは,そのために作られているので当たり前なのですが,そこを意図的に変えようとテクニックに走っても,あんまり点数は変わりません。
ですので,試験が終わった今,ミスや採点のことを心配してみてもしょうがないかな,って感じています。
皆さんが出した試験答案は,ちゃんと採点されて合格発表の時に示してもらえることを,信頼しましょう。
受験番号などがちゃんと書かれていれば,多分きちんと実力を反映した点数がつけてもらえると思います。
試験答案は,ちゃんと採点されると信頼しましょう。そして,無理に実力以上の点数を期待したりせず,現状を直視して,次に進んでいきましょう。