試験に失敗する要因をつぶしていく

皆さん,受験票はちゃんと届いていますか?
未着の場合の問合せは,「受験票に関する注意事項など(平成25年度春期)」によると,本日4/16(火)までです。
受験申込の時に住所を間違って記入していたり,誤配で別の場所に届いたりということは意外とありますので,届いていない場合には急いでご連絡ください。
でないと,試験を受けたくても受けられなくなってしまいます。
試験まであと5日です。
今この時まで,試験の内容のことを考えていられる方は,かなり順調にいっている方です。
申込がちゃんと受理されて,受験票が届いて,という流れの中で脱落していく人も,実は結構います。
受験申込でお金を払いそびれたり,申込締切に遅れたり,転勤などで試験が受けられなかったり,ということも,結構あります。
今の時点で受けられそうなら,そこまでの失敗要因をクリアしてきたことになります。
情報処理技術者試験に限らず試験というものは,合格最低点を突破すれば合格できます。
他の人に勝たなければいけない試合などと違って,基本的に失敗して負けなければOKなのです。
情報処理技術者試験の場合,試験を受けに行かない人がだいたい30~40%ぐらいはいますので,会場にたどりつくことが肝心です。
全然勉強していないと行く気にならないのは当たり前ですので,まずはちょっとでもいいので勉強して,「ためし受けてみよう」ぐらいの気持ちになることが大切です。
そして,当日のコンディション,体調が良くなるように調整していきます。
直前に頑張りすぎて当日風邪を引いてダウン,ということがありますので,頑張りすぎないことが大切です。
試験は長丁場ですので,1日しっかり体力を持たせるためにも,無理は禁物です。
試験の成績は,だいたい半分ぐらいは50%~70%に集中しています。
このうち半分の,60%以上の得点が取れた人が合格,50%台だと不合格です。
この50%台にいる多くの方の場合,ここから一生懸命頑張るよりも,コンディションを整えた方が合格の可能性は上がると思います。
この直前の時期から,試験に失敗する要因としては,例えば次のようなものが考えられます。
1.当日体調を崩して行けない,もしくは行っても実力が出せない。
2.仕事や寝坊などで,試験会場にたどりつけない
3.人間関係や仕事などでトラブルが起きて,試験に集中できない
4.試験会場のまわりの人がうるさかったり不快だったりして,気が散る
5.午前の問題にとまどって,「もうだめだ~」と思ってしまって気が抜ける
6.午後1でうまく解けなくって,「もうだめだ~」と思ってしまって午後2は適当に
7.受験番号を間違えたり,午後選択で丸を付け忘れたりして,採点されない
8.午後の最初の設問でつまづいて時間を取り過ぎてしまい,他を解く時間がなくなる
9.午後2で適当に解けたのでさっさと早退して帰ったおかげで,合格ラインに少し足りなくなる
こういった失敗する要因は,事前に準備しておくと避けることができます。
チェックリストや心得みたいなものを作っておくのもいいですし,目覚ましを二重化しておくなどの対策をとることもできます。
ここでは,「信頼性を上げるための工夫」が役に立ちます。
トラブルは,トラブルのまま放置しておくことよりも,ある程度解決を図ると精神的に安定します。
受験会場の環境があまりにひどかったら,試験官にうまくお願いすることで席を変えてもらえます。
少しでも改善して落ち着くと,精神的にはかえってプラスになります。
あと,途中であきらめそうになる時には,気持ちの切替が大切です。
「もうだめだ~」と思ったという話はよく聞きますが,話を聞くとたいてい,その「だめ」と思った時の時間区分の試験は受かっていて,次で落ちることが多いのです。
午後1で落ちた~,と思ってた人はたいがい,午後2で落ちています。
ですので,「だめだ」と思っても気を取り直すことは大切なのです。
情報処理技術者試験は,すべての時間区分で,60%以上の得点ができれば合格です。
ですので,完璧である必要は全然ないですし,1つ1つの時間区分は,だいたい半分ぐらいは突破できる試験です。
全部の時間区分で失敗しなければ合格できる,とも言いかえられます。
1つ1つ,失敗の要因をつぶしていきながら,合格に近づいていきましょう。