参考書に載ってないけど試験に出てくるセキュリティ技術

わく☆すた,美月です。
私のノートパソコンは,初代Let's Note R1の時代からずっと,Panasonic の Let's Note です。
直販サイトでいつもオレンジ色にして買ってるので,並べるとこんな感じで親子みたいです。(Let's Note R4 と W7)
外から見ると全然わかりませんが,この2つのノートパソコンは,セキュリティチップ(TPM:Trusted Platform Module)が内蔵されています。ちょっと前ぐらいからのノートパソコンには大体搭載されていると思いますので,「自分のPCには載ってるかどうか」というのを確認してみるのも楽しいと思います。ちなみに,普通のLet's Noteでは,4代目(R4,W4など)から搭載されているようです。
そして,なにげにこのTPM,情報セキュリティスペシャリスト試験で頻出です。
平成21年秋の午後1問4で初めて出てきたと思ったら,早速次の平成22年春の午後1問2でも出題されています。そして,新しい問題の方がより詳細な知識が必要です。
過去問で出てきたとき,その時点で「TPMって何だろう?」と調べてると,今年の問題にも対応できたとは思いますが,参考書だけ読んでてもあまり出てこない知識だと思います。試験では,あまり活字になってない技術も結構出てきますので,本以外で学習するという姿勢も必要かと思います。
こういうのを学習する方法としては,「実際の製品」やその「パンフレット」に触れることが一番近道です。できれば,その製品を買う気になって,いろいろ詳しく調べると,楽しく頭に入ります。
例えば,私が最近欲しいな~と思って良くホームページを眺めている Let's Note R9。レッツノートのセキュリティ対策というページを見ると,セキュリティチップ(TPM)やポートの有効/無効の設定,ハードディスクのデータ消去など,試験に良く出てくる技術が満載です。しかも,一般の人向けのページなので,技術について易しく解説されています。
こういうのを読んで,「最近のノートパソコンにはこんな機能がついてる」というのを知っておくのは,結構試験に役立ちます。
情報処理技術者試験は国家試験なので,具体的な製品名などは出てきませんが,実際の事例が出てくるので,対応する実際の製品は存在します。ネットワーク機器などもそうですが,「今,世の中にはこんな機器がある」ということを知っておくと,試験に出てきたときに,「あ,あの機器のことを言ってる」とあたりがついて,答えやすくなります。
別に試験対策という意味じゃなくって,純粋に新しい技術を楽しめばいいのですが,教科書的な知識以外に眼を向けると,役に立つ情報はいっぱいあります。
企業の購買担当にでもなった気分で,新製品の比較などをしてみると楽しいと思います。