株式会社わくわくスタディワールド

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応用情報技術者試験受験のすすめ

わく☆すた,美月です。
今日,テクニカルエンジニア(ネットワーク)(現:ネットワークスペシャリスト)とテクニカルエンジニア(データベース)(現:データベーススペシャリスト),そして情報セキュリティスペシャリストを持ってる人と話をしていて,「応用情報技術者試験は,難しいので取れない」という話になりました。

えっと。。。ネットワークとデータベースとセキュリティが満点なら,それだけで午後は48点確保できますが。。。そんなに難しいですか?
と言っても,「アルゴリズムができないから,無理」とのことでした。
どうも,昔の「ソフトウェア開発技術者試験」に落ちたトラウマがあるようです。確かに,ソフトウェア開発技術者試験の時には,開発のスキルを中心に問われるので,アルゴリズムができないとかなり厳しい試験でした。

ただ,以前「応用情報技術者試験とソフトウェア開発技術者試験は違う」でも書きましたが,応用情報技術者試験は,そんなにアルゴリズムのウェイトが高くありません。単純に,配点割合でも,午後1で100点満点中24点で,午後2で100%アルゴリズムの可能性があったのが,午後で100点満点中20点になって,重要度は減ってきてます。アルゴリズムを避けて経営戦略に行くこともできますし,他で満点を取れば,アルゴリズムが0点でも合格できます。
それに,私が見る限り,応用情報技術者試験のアルゴリズムは,ソフトウェア開発技術者試験のものに比べて,かなり易しくなっています。個人的には,歯ごたえがなくてつまんない,っていうぐらい,定番のアルゴリズムで,内容的に簡単になってます。多分,「バリバリの開発者でなくても解けるように」という配慮なんだろうな,と感じてます。
このレベルだったら,特に開発の経験は必須ではありませんし,練習して慣れていけば,十分解けるようになると思います。
昔,ソフトウェア開発技術者試験で挫折して,高度区分に受かった人だったら,結構楽に応用情報技術者試験に受かるんじゃないかな,って思います。そして,ソフトウェア開発技術者に受からずに,何年も一足飛びで高度区分に挑戦し続けてる人だったら,1回ぐらい回り道して,応用情報技術者試験を受けてみるのもいいんじゃないかと感じています。
基本情報技術者試験に受かって,高度区分に受からない時,というのは,その間の基礎力に不足がある場合がほとんどです。一度,応用情報技術者試験レベルを振り返ってみると,抜けていた部分に気づきやすくなると思います。
それに,段階を飛び越して失敗し続けると,だんだん自分に自信がなくなってきます。一足飛びに高度なことをやるより,まず応用情報技術者試験レベルを確実にした方が,最終的には早く目的の資格を取ることができると思います。
また,冒頭にあったような,ネットワークスペシャリストなどの資格を持っていても,他の論文系の高度区分に受からない,という方は,応用情報技術者試験レベルを振り返ってみると,突破口が開けることがあります。意外と,応用情報技術者試験の勉強内容はよくできていて,全分野学習すると,ひととおりITの全体像が見渡せるようになります。
最近,勉強に行き詰まりを感じている方には,応用情報技術者試験の受験,おすすめです。
基本情報技術者試験に受かっていて,応用情報技術者試験にまだ合格されてない方はどんな方でも,一度,応用情報技術者試験を受験してみませんか?
意外と,新しい自分を発見できるかもしれません。