過去問解説の教材の選び方
わく☆すた,美月です。
いよいよ明日6月11日(金)正午に,午後の解答例発表ですね。この時期になると,自分の書いた解答なんか忘れてそうですが,もし問題用紙に残っていれば,チェックしてみてください。私自身,応用情報技術者試験を受けましたし,解答例も発表しましたので,どこまで合っているか,ドキドキしながらチェックしてみます。
ちなみに,過去問解説DVDは,解答例をチェックした後に撮影して,合格発表日の6月25日(金)までには発売する予定です。
解答例を見ると,どういう解答を想定していたか,という解答がわかります。そこで,「正解」を見て,採点者の意図がわかって,自分で理解できるなら,試験センターの「過去問題(問題冊子・配点割合・解答例・採点講評)」の資料だけで,過去問演習はできると思います。
ただ,普通は,それで理解できるならすでに合格レベルですので,過去問集などの解説を使いながら,理解することになると思います。実は,過去問集の解答解説は,特に高度区分になればなるほど,本によって全然違いますので,自分に合った本を選ぶかどうかで,勉強の効率は大きく変わってきます。
正直なところ,過去問集には,合う合わないという以前に,「思いっきりハズレ」のものもありますので,安いからと行って選ぶと,痛い目をみることがあります。このあたりは,ブログなどで書くとあとが大変ですので,「合格への道標」ご購入者専用のシークレットページで書いてます。
ただ,自分の目で見極めれば,それほど見分けは難しくないと思います。
なるべく大きな本屋さんの,参考書が揃っているところに行って,解答解説を見比べてみてください。そのとき,午後問題を1問だけでも解いていって,その問題の解説を見比べると,違いがよくわかると思います。
ネットワークスペシャリスト試験だったら,最新の平成21年の午後1問1ぐらいを解いてみて,ちょっと難しさにへこみながら解説を読むというのがおすすめです。難しく書いてあるのを無理に読む必要はなくって,読んですっと頭に入って,理解できるようになるのが自分に最適な,いい解説です。
「難しい」という時には,内容が高度だからとは限らなくて,単に解説が難しく書いてあるだけだったりすることもあります。やさしく平易なんだけど,その問題がちゃんと理解できる,というのが最高だと思います。説明が下手とか,ひどい場合だと解説した人もわかってないということもあり得ます。
このとき,「本試験問題集」だけにとらわれず,普通の参考書の巻末についている過去1年分の解説なども見てみると,意外といい本に出会えたりするかもしれません。
あと,著者の人数が多い問題集だと,ある問題は秀逸だけど別の問題はひどい,ということもあることを頭に置いておくといいと思います。
ただ,本には紙面という限界があります。いっぱい説明したくてもし切れなかったり,「問題文のここを見ると書いてあるよ」というのを指し示しにくかったりします。私も過去問解説は書きますが,そのあたり,結構ジレンマは感じています。そこで,過去問解説用のDVD(NW,DB,SC,AP)を作って,映像で詳しく解説することにしています。本を読んだりするのは苦手な人でも,気軽に楽しく勉強できればいいかな,と思って,耳から学習できる教材を作りたかった,というのもあります。ご利用の方からは,「テレビの代わりに流しとくと楽に勉強できる」という声もありました。
もしよろしかったら,選択肢のひとつとしてご検討ください。
高度区分になると,過去問演習は,大事なステップになります。無理に難しい教材で頑張ることもないので,ぜひ,自分にあった,最適な教材を補助に,楽しく学習していきましょう。