株式会社わくわくスタディワールド

ゆっくり一つずつ学ぶ

今日,「あなたが3日坊主で終わる理由。あるいはメンヘル療法。」という記事を見つけました。
ぱらぱらといろんなことが書いてあってまとまっていない記事ですが,最近感じていたことがいくつも書いてあったので,面白かったです。
気が楽になると思いますので,切羽詰まってるなぁ,と感じている方には特におすすめです。

この記事の中で,私が一番共感したのは,「ゆっくり一つずつ学ぶ」ことについてです。
一つのことを学ぶのって,実は結構時間がかかるので,じっくり時間をかけて,1つずつやっていく必要があります。

私も大学の教育学で学びましたが,何か一つのことをマスターするのにかかる時間は,“一万時間”だそうです。
プロとして一人立ちするのには,だいたいこれくらいの時間がかかる,というのもいろんなところで言われています。
大体,週40時間として5年ぐらいですね。

何かを学ぶ時には,集中してある程度の時間をかけることによって,その道のプロになります。
プログラマとして独り立ちできるのも,これくらいの時間は必要なんじゃないかと思います。

ですので,本気で自分の仕事にしたいこと,大事なことについては,しっかり時間をかけて学ぶことが大切です。
ちなみに,教育学では,「才能の差ってのは実はあんまりなくって,一万時間かけさえすれば,だいたい同じようなレベルにいける」と言われています。

スポーツなど,特殊な才能が必要な分野はともかくとして,一般的にプロとして一人前になる,というぐらいなら,誰でも到達できる範囲だそうです。
だから,向いている,向いていないよりも,「一万時間やり続けることができるかどうか」が重要なのです。

しっかりやり続けて積み重ねるためには,一時期だけすごく頑張る,というやり方ではなく,じっくりと学び続けていく必要があります。
その時には,無理のない範囲で,一つずつやることが大切なのです。

最近気づいたのですが,毎日いっぱい勉強しているように見えるのに10年ぐらいたってもあんまり変わらないように見える人の特徴に,「いろんな難しいことをいっぱい,並行してやってる」というのがあります。
日経新聞でトレンドをいっぱい知って,難しい参考書を毎日読んで,成功法則の本を読んでいろんな手法を知る,という感じだと,実はあんまり積み重なっていきません。

もちろん,人との話題を合わせる役には立つのだと思いますが,上っ面だけだと結構,空回りしがちなのです。

ホントに成長したいのだったら,もうちょい地に足をつける必要があります。
自分がわかる範囲の本を,ちょっとずつ読み進めるとか,プログラミングの本なら1つずつ,理解しながら手を動かしてプログラミングしてみるとか,そんな感じです。
最近の参考書は,テクニック中心が多くなって,なかなかじっくり学べる本は少ないのですが,専門書も含め,ちゃんとしっかり書いてある本を選んで,少しずつ読んで理解していくといいです。
暗記だけではなく,少しずつ理解しながら進めることは大切です。

先を急ごうとして,テクニックに走ってしまうと,一瞬はうまくいっても,その後に壁があります。
無理のない速度で,一歩一歩進んでいくと,気がついたときには結構高いところまで来ていたりします。

あまり急いでいっぱい学ぶのではなく,ゆっくり一つずつ,大事なことを学んでいきましょう。