試験の点数から,今後の方針を考える
強度の筋肉痛で,歩くのにも苦労している美月です。
合格発表後に急激に多くのご注文をいただいて,嬉しい悲鳴を上げております。
引越進行の急激に忙しい中,マラソンなんか走るんじゃなかった・・・とちょっと後悔しつつも,頑張っております。発送業務が遅れがちになっておりますが,順次行っておりますので,もう少々お待ちください。
合格発表で,試験の点数を見て一喜一憂している方も多いと思います。
点数は,目をそらして見なかったことにしたいと思うこともありますが,試験を受けた時点の実力を表すいい指標にもなります。再受験される方は,ぜひ次の試験に向けて役立ててみてください。
まず,試験センターの統計情報でみると,どの試験区分,時間区分でも大体試験を受けた人の半分以上は,50点から69点の間に集中しています。そして,その半分ぐらいが60点台で合格,残りの半分が不合格となっています。ですので,50点台で落ちている人はすごく多いのです。実際,合否報告をいただいた方の中でも,「午後2が59点で落ちました」というのは結構多いです。
このあたり,59点と60点で本質的な実力に差があるか,というと微妙なところなのですが,線引きがある以上しょうがないかなとは思います。ただ,59点だからもうちょっとだけ勉強すればOK,と思ってると,次回も足元をすくわれる可能性が高いので,もうちょっと上を狙った勉強をした方がいいです。実際,3回連続で午後2がぎりぎりで落ちた,と言う人もいます。
ただ,50点台が取れている人は,基本的な勉強の方向性は間違っていないと思いますので,今までの延長線上で,弱点をつぶしていったり知識を増やしていくことをちゃんとやれば,次回は大体合格できると思います。
50点に届かず,40点台以下だった方は,勉強方法を根本から見直した方がいいと思います。
特に,高度区分で午後1までは高得点で,午後2で20点とか30点台という場合には,知識ではなくて文章力など他のスキルが不足している場合があります。論文でCやDが出る場合も同様です。こういった場合には,知識はあると思うので,時間はかかりますが国語力の補強をした方が近道だと思います。
午前で不合格だった人は,基本的に単純な知識不足です。必要な勉強量さえ確保できれば,確実にクリアできる部分ですので,まずは勉強する習慣作りから始めてみましょう。今回で新試験になってから3回試験が実施されたので,過去問3回分を演習すると,かなり実力がつくと思います。まずは自分が受けた試験を振り返ってみて,どんな知識が必要だったのかを確認してみましょう。
合格しなかった試験は,次の試験のための質のいい模擬試験だと思えば,いろいろ活用できます。
こだわって落ち込む必要はありませんが,適度に過去を振り返りながら,次につなげていきましょう。