基本の技術を押さえる
わく☆すた,美月です。
最近,iPhoneアプリ開発のため,Objective-Cを勉強しています。
やってみて知ったのは,C言語と似てそうだから勉強しやすそうだとは思っていたのですが,それ以前に,Cの完全な上位互換言語でした。要は,C言語の文法は,Objective-Cでそのまま使えます。
こんなところで昔の知識が使えるとは思わなかった,というところで役に立つことを知りました。ネットワークプログラミングも,できるとiPhoneアプリ開発にも役立ちます。
基本的な技術というのは,時代が変わっても意外と使えるものが多いです。
私の中では,最初に仕事で使った言語がC言語だった,というのは,今でも役立っていると感じます。あと,ネットワークのTCP/IPプロトコルスイートや,データベースの正規化なんかも,時代が変わっても使えてる知識,って感じがします。
情報処理技術者試験は,こういった10年先も変わらないような技術を中心に出題されている気がします。もちろん,試験内容はどんどん新しくなっていますし,毎年のように新技術も出てきます。でも,メインで出てくるところや,合否のポイントは,時代の流れで生き残ってきた,基本の技術だと思います。
個人的には,このあたりの基本を身につけるのには,試験参考書よりも専門書の方がいいと思っています。
たとえば,入門書では,10年後も通用する基本を身につけるシリーズ「プログラムはなぜ動くのか」「オブジェクト指向でなぜつくるのか」なんかは,面白く読みながら基本が身につくという感じでおすすめです。もちろん,シリーズ本だからといって,全部が面白いとは限りませんが,読み物として読んで基本を身につけるには,最適なシリーズだとは思います。
あとは,プログラミングとか開発に関しては,実際にやってみるのが一番です。
ネットワークなどは,自分でサーバを立ててみたり,ルータを設定したりすると,いろんなことが腑に落ちると思います。プログラミングも,やってみるのが何より身につきます。
それに,本だけ読んで勉強するよりも,変化があって楽しいと思います。
今の技術は,時代の流れに沿って,徐々に進化してきたものです。
ですので,応用的な今の技術だけ押さえようとしてもなかなかうまくいきませんが,基本を押さえると意外とすんなり理解できたりします。
ですので,コンピュータ技術の勉強のときも,基本を押さえることを中心にしていきましょう。