普通と違うパターンの参考書を使う
わく☆すた,美月です。
ネットワークスペシャリスト対策の参考書が,自費出版で出ていたので買ってみました。
「本物のネットワークスペシャリストになるための最も詳しい過去問解説と合格のコツ β版<2010>」と言う本です。
名前の通り,過去問解説がものすごーく詳しいです。平成21年分しか載ってませんが,1問あたりの解説の量や,問題を読み解きながらの新たな質問がいっぱいで,1年分勉強するだけでもかなり役に立つとは思います。合格のコツも,ちょっと熱血野球って感じで,熱すぎる感はありますが,読んでいて面白いです。
これ1冊で合格,という感じではなく,試験範囲の網羅はしていませんが,直前の実力アップや,最初のきっかけには使えると思います。
ただ,値段が安すぎるので,自費出版でこの値段だと,出せば出すだけ赤字だろうな,とも感じます。その分,手に入りにくくはなると思いますが,手に入るなら,おすすめの1冊です。安すぎる,ということは,受験生にとってはお得だということですので,値段以上の価値は十分にあると思います。
高度区分だと,通常のパターン(試験範囲が全部ひととおり解説されているもの)以外にも,いろいろ,著者の思い入れのある参考書があります。1冊の本だけで合格しよう,という方にはあまりおすすめできませんが,今までの勉強に限界を感じている人は,違うパターンの参考書を見てみるのもいいと思います。
「情報セキュリティスペシャリスト「午後」オリジナル問題集〈2010年度版〉 (Shuwa SuperBooK Series)」なんかも,普通とは違ったパターンの問題集です。ネットワークスペシャリストがなくなってしまったのは残念ですが,記述式問題に限界を感じている人には,すごく使える本だと思います。
ただ,これも,1冊で完璧にするという使い方ではなく,記述式の練習に特化して使う使い方だと思います。
私自身,ネットワークスペシャリスト受験時には,専門書も含めて,10冊ぐらいは本を買いました。高度区分,特にネットワークスペシャリストや情報セキュリティスペシャリストなどの知識量が多い試験は,1冊だけで完璧,という本はないと思います。
ですので,今の時期,ひととおりの学習が終わった時点で,自分の弱点を把握した上で,何か別の参考書を買ってみるというのもおすすめです。