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応用情報技術者の午後問題と高度区分の対応

応用情報技術者試験の午後問題は,11問が出題されて,そのうちの6問を解答します。
そこで出てくる6問に何を選ぶかは,自分の専門分野や進みたい方向性に合わせて考えると,より効果的にスキルアップできます。
特に,次に受けたい高度区分がある場合には,その高度区分の勉強に対応した選択問題をとっておくと,スムーズに高度な勉強にすすめます。

基本的に,高度区分の11問のうち9問は,高度区分の9区分に対応して作られています。
ですので,どの問が得意か,または解いていて楽しいかで,将来の方向性を見極める,という使い方もできます。
ということで,午後問題の分野と,対応する高度区分についてまとめてみますので,参考にしてみてください。

平成26年春期からの問題番号順で,分野と対応する高度区分は次のとおりです。

問1 情報セキュリティ
こちらは直接は,高度区分の情報セキュリティスペシャリストに対応します。
必須問題なので必ず勉強する必要がありますが,最近は情報セキュリティはすべての分野にからんできているので,どの区分を受けるにしても勉強しておいて損はないと思います。

問2 経営戦略(または情報戦略,戦略立案又はコンサルティングの技法)
こちらは,高度区分ではITストラテジストに対応します。
ITストラテジストは情報戦略が中心ですが,応用情報技術者試験は経営戦略が中心で出題されており,若干傾向は違いますが,経営とITを結びつけるという方向性は同じです。

問3 プログラミング
こちらは残念ながら,対応する高度区分はありません。
プログラミング(アルゴリズム)がメインで出てくる試験は,最高レベルが応用情報技術者試験になります。

問4 システムアーキテクチャ
こちらも,直接対応する高度区分はありません。
ただ,内容的に,ネットワークスペシャリストの信頼性設計や性能設計などに密接に関わってくるので,ネットワークスペシャリストを受験しようと考えている人は,勉強しておくといいと思います。

問5 ネットワーク
こちらは,高度区分ではネットワークスペシャリストに直接対応します。
ネットワークスペシャリスト受験の方だけでなく,情報セキュリティスペシャリストを受験される場合にも,応用情報技術者レベルのネットワークのスキルは必須です。

問6 データベース
こちらは,高度区分ではデータベーススペシャリストに直接対応します。
ここでデータベースを選択しないで直接高度の勉強をすると大変なので,将来データベーススペシャリストを受ける場合には,必ず選択しておくことをおすすめします。

問7 組込みシステム開発
こちらは,高度区分ではエンベデッドシステムスペシャリストに対応します。
この問題が解けるかどうかで,エンベデッドシステムへの適性を判断してもいいと思います。

問8 情報システム開発
こちらは,高度区分ではシステムアーキテクトに対応します。
システム開発を生業にするなら,選択しておくのが基本の分野です。

問9 プロジェクトマネジメント
こちらは,高度区分ではプロジェクトマネージャに対応します。
勉強する分量はそんなに多くないので,ここで勉強しておくと,あとが楽です。

問10 ITサービスマネジメント
こちらは,高度区分ではITサービスマネージャに対応します。
勉強する分量はそんなに多くないですし,ここで勉強しておくと,あとが楽です。

問11 システム監査
こちらは,高度区分ではシステム監査技術者に対応します。
監査の考え方を学ぶのに良問が揃っていますので,過去問の学習が高度の足がかりになると思います。

以上です。

応用情報技術者試験の午後問題は,高度区分も作問している専門家チームが作っているので,質も高く教育的な問題が多いです。
過去問演習を行うことで,その専門分野に対する理解も深めることができます。

単に合格という目標のためだけではなく,自分の専門分野を判断したり,適性を見極めたりなど,過去問題はいろいろ活用できます。
一度ひととおり解いてみて,どんな分野があるのかを確認してみるのもおすすめです。

あと2ヶ月,方向を少しずつ定めながら,試験日に向かって勉強していきましょう。