株式会社わくわくスタディワールド

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受かりやすくなった情報処理技術者試験

わく☆すた,美月です。
今日,改めて,試験センターの「統計情報」を眺めて気づきました。
「合格率って,思ってたよりよっぽど大きく,上下してるんだなぁ」ということに。というか,合格率って,昔は全然一定してなくって,問題の難易度とかで,かなり左右されてるようです。
個人的には,試験制度変わった初回は合格率高くって,次には低くなるという認識がありました。それは大体の場合当てはまるのですが,中では逆の例もあるみたいです。いずれにしても,最初と2回目で,合格率が大きく変わってる試験って,結構あるんだということに気づきました。
一番すごいのは,できた当初のオンライン情報処理技術者(今のネットワークスペシャリスト)。
初回(昭和63年秋期)の合格率が12.8%で,2回目(平成元年秋期)がなんと2.0%。ものすごい変動です。昔は,そんなに受験者もいなかったからブレが出るのかな,と思ったのですが,平成元年の応募者は36,776人。今年(平成22年秋期)の25,544人(速報値)よりも多いです。いったい,どんな試験だったんだろ。。。と,興味が湧いてしまいました。
あと,個人的な感覚では,平成18年ぐらいから,だんだん高度区分の合格率は上がってる気がしていたのですが,明確な傾向は統計だけではよくわかりませんでした。ただ,新試験制度になった平成21年春期以降は,どの区分も合格率はかなり上がっています。今までに3回実施されましたが,初回が一番合格率が高かったものの,下がっても昔の合格率までは落ち込んでいません。
ですので,平成20年までに比べて,どの区分も「受かりやすくなった」ことだけは言えると思います。
問題が明らかに易しくなったと感じるのは情報セキュリティスペシャリスト(テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)と比較して)だけなので,他はあまり変わっていない気もしています。ただ,昔スコア600を突破することより,今点数で60点を取ることの方が,簡単な気がします。
受かりやすくなったと言うことは,すでにその試験区分に受かった人にとっては残念かもしれませんが,これから受ける人にはいい情報だと思います。
今からでも頑張れば,合格に手が届くかもしれません。
あと1ヶ月とちょっとです。
合格を目指して,あきらめずに進んでいきましょう。