初級シスアドの過去問の勉強
わく☆すた,美月です。
さっき,そろそろYouTubeの撮影を始めようと,過去問と同じ問題を整理していたのですが,そこで意外な事実を発見しました。
応用情報技術者試験や高度午前1の過去問は,前半はソフトウェア開発技術者試験からの過去問が多いのですが,後半結構,「初級システムアドミニストレータ」の問題が使われています。
例えば,平成22年春期高度午前1問30(応用情報技術者午前問79)は,初級シスアド平成20年春期の午前問77と同じです。そんなに数が多いわけではありませんし,直近のものばかりではないのですが,意外なつながりがあるな,と感じています。
ちなみに,以前仕事で過去問の分析をしたことがあるのですが,試験制度が変わるちょっと前までは,初級シスアドは独自に問題を作っていて,ソフトウェア開発技術者試験以上の高度区分と問題が重なることはありませんでした。シスアドがなくなる,という話が出てからだんだん共通問題も出てきていて,なくなった今も,意外と過去問として活用されています。
多分,ソフトウェア開発技術者試験の過去問だと,ストラテジ系は1問もないので,その代わりだとは思いますが,初級シスアドは,基本的なところを幅広く押さえているので,意外と問題演習としても役に立つ感じがします。ちなみに,基本情報技術者試験の過去問も,たまに高度区分に出題されています。
以前,「午前は過去問演習がカギ」の記事でも紹介しましたが,情報処理技術者試験の午前問題は,半分以上が過去問からの出題です。
その時出題される過去問は,自分の受ける区分の過去問とは限りません。もちろん,出てくる分野の重なりが多いので,自分の受ける区分の過去問からが一番多いのですが,それ以外の区分からも結構出てきます。ですので,単純に自分の試験区分の過去問3回分だけやるより,他の区分にも手を出してみると,「あ,これ見たことある!」という問題が結構出てきます。ですので,自分の受ける区分以外の午前の過去問の演習は,結構おすすめです。
ですので,高度午前1,応用情報技術者試験午前を受験される方は,過去問3回分に加えて,他の区分の過去問を見ておくのもいいと思います。特に,苦手な分野は,基本情報技術者や初級システムアドミニストレータの過去問でも勉強になると思います。
もちろん,全然勉強が間に合ってないよ,という方は,とりあえず午前問題集1冊仕上げる,というのが一番手っ取り早いです。ただ,それはもうやったけど不安,とか,最近の過去問はやり尽くした,という方は,他の区分,例えば毛色の違う,初級シスアドの過去問に手を広げてみるのは,結構いい学習方法だと思います。
午前は油断していると,意外と簡単に足元をすくわれます。60点が取れればいいのですが,確実に60点が取れるように,準備を行っていきましょう。