インターネットの歴史を勉強する
アラフォー世代のわく☆すた,美月です。
お茶の間で家族全員で,「8時だョ!全員集合」を見て,「からす~ なぜなくの~ カラスの勝手でしょ~」とか歌ってた世代です。
ちょっと前に,20代前半の友人に,「フィーリングカップル5対5」を知らないと言われて,ちょっとショックを受けたりしてます。
でも,育ってきた世代で,すごく得をしていたんだな,と思えることが,最近よくありました。
それは,「インターネットの成長を,ずっと体験し続けていた」ことです。私が最初にインターネットに接続したのは大学の研究室で,その頃はまだ商用ISPもなく,一般的にはパソコン通信のニフティサーブ(現@NIFTY)などの方がメジャーな時代でした。
UNIX上のコマンドラインでSMTPでメールを送って,メールって遠距離でもすぐ連絡取れて便利だなぁ,と感心してました。
リアルタイムで肌で知ってるので,インターネットの仕組みなんて常識だと思っていたんですが,意外とそうでもないんだな,というのが最近の気づきです。
先日,開発系のセミナーを受講していて,そこで,「インターネットの歴史」が話されました。
私は,斜めに見ながら,「そんなの知ってるよ」とちょっと思ってしまっていたのですが,意外と若い方を中心に,一生懸命聴いてる方が多かったです。
そういえば,私が最初に受けたネットワーク系の講義でも,アメリカの政治的な話や具体的な会社の話などが出てきて,なにげに面白かったです。
そして,実は,実際に体験していなくっても,歴史的な話を知って,「それでこの技術ができたんだね」ということがわかると,その後の勉強って,すごく楽になります。
技術の発展には,それを必要とした理由がありますし,何のためにあるのかが理解できれば,記憶にもすごく定着します。
ネットワークを理解する上で必要なインターネット関連の歴史は,実は「マスタリングTCP/IP 入門編 第4版」に結構詳しく載っていたりします。この本は,「こういう時代背景があったので,TCP/IPが必要になった」というところを結構丁寧に解説しています。最初の方は,読み物っぽい感じなのですが,そのあたりの歴史的な話って,実は結構大切です。
インターネットに限らず,コンピュータ全般の歴史と言うことなら,「痛快!コンピュータ学 (痛快!シリーズ)」もかなりおすすめです。こちらは中古でしか変えませんが,文庫版もあります。個人的にはゴルゴ13のマンガがお気に入りなので元の版が手に入ればそっちの方が面白いです。
コンピュータの勉強をするとき,ただ参考書の用語を覚えるだけだと味気ないですし,頭にも入りにくいと思います。
試験が終わった今の時期だからこそ,試験を離れた,本質的な勉強をしてみるのがおすすめです。