「組み込み」の勉強をする
わく☆すた,美月です。
いろいろお問い合わせをいただいている「合格への道標」なのですが,23年春向けはまだ未完成で,AP,SC,DBの3区分とも11月上旬発売予定です。といっても,新試験制度の時と違って,それほど変わった部分もありませんので,お急ぎの方は,22年秋向けを買っていただいても問題ないとは思います。
おすすめ参考書や書籍,危険な参考書のガイドを載せた「シークレットページ」は,リニューアルは行いますがご購入者は継続してご覧になれます。
最新版がいいという方は,もう少々お待ちください。
先日,コメントでエンベデッドシステムスペシャリストの話があったので,また改めて詳しく書きたいな,と思っています。
今日はその前段階として,すべての受験者に関わる情報です。
平成21年に試験制度が改定されてからは実は,基本情報技術者,応用情報技術者だけでなく,高度午前1,はてはITパスポートでも,組込技術の問題が必ず出題されます。つまり,「情報処理技術者試験のすべての出題範囲には「組み込み」が含まれている」のです。
このあたりは,組込ネットというページで,「組み込み技術者のための資格試験,傾向と対策(2) ―― 「組み込み技術者向け」の情報処理技術者試験って?」ということで特集されています。
確かに,今まで受けてきた試験にはしっかり1問,出題されていましたし,試験範囲としても明記されています。ウオッチドックタイマとか,D/A変換器とか,言葉を聞いたこともない人も多かったと思います。ただ,数は少ないので,ついついおろそかになってしまう分野でもあります。
このあたりの分野は,「覚えなきゃいけない」でやってしまうと大変ですが,ちゃんと勉強すると,意外と楽しいところです。特に,理系で理詰めに考えることが好きな人とか,もの作りが好きな人は,結構はまると思います。
私自身,エンベデッドシステムスペシャリスト試験受験時には,H8マイコンでプログラミングとかしていろいろ勉強していましたが,かなり面白くてはまりました。
情報処理技術者試験の勉強の中で,こんなに面白いのは少ない,ってぐらい楽しかったです。他だと,ネットワークのパケット解析や,機器の設定なんかも結構はまりました。
「改訂 組込みシステム開発のためのエンベデッド技術」などで基礎知識をつけると,この分野の苦手意識がなくなります。そして,組込のシステムがわかってくると,組込の分野だけでなく,ハードウェアや基本ソフトウェア(OS)の仕組みもつながってくるので,コンピュータシステム全般が得意になります。
ですので,もし,「組込って面白そう」って思ってるなら,一度軽く勉強してみるのはおすすめです。
特に,情報セキュリティスペシャリストやプロジェクトマネージャなどは取得してしまって,春受けるモノがない,というときに浮気してみるのには,最高に面白い寄り道になります。
出題頻度は低いけど確実に出てくる組込分野,一度学んでみるのはおすすめです。