株式会社わくわくスタディワールド

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目の前のことを一生懸命にやる

わく☆すた,美月です。
お待たせしておりました「合格への道標」,23年春向けの応用情報技術者(AP)編の編集が終わりましたので,予約販売を開始いたします。DB,SCも順次発売の予定です。
よろしければご活用ください。

最近,ランニングをしながらいろいろ試しているのですが,「キロ7分で走ろう」とか,「制限時間内に走ろう」とか,目標を立てて頑張ると,疲労感が増すことを発見しました。「速く走らなきゃ」とか,もっともっとといろいろ考えれば考えるほど,それで体力を消耗するみたいです。
逆に,頭の中が空っぽになって,「ただ走っている」状態になると,スムーズに走ることができます。後でタイムを見てみると,タイムを気にせずただ走っていると感じているときとか,あと,「全然別のことを考えている」ときが,一番速度が速いのです。
どうも,「いろいろ悩んだり考えたりして頑張る」というのは,思いの他大変で,体力を奪うようです。
最近聞いた話だと,体を動かさなくても,頭を使っているだけで,結構カロリーは消費するそうです。実は,机に座って頭を悩ませているときには脳にエネルギーが行きますので,カロリーは0ではないらしいです。
ということで,いろいろ将来のことを思い悩んだり,過去のことを後悔すればするほど,疲れがたまってきます。
短距離走ならいいですが,これがフルマラソンだと,悩んでる分のロスは,後半結構効いてきます。ですので,マラソンのコツは,「いかに思い悩まずに,今ここに集中できるか」にかかってきます。

最近読んだ,村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」にも,そんな体験が書かれていました。サロマ湖100kmウルトラマラソンで,疲れて悲鳴を上げそうなときに,自己を消して「自分の足を3m前に進めることに集中する」というのには,なるほどと感じました。
マラソンの話が長くなりましたが,勉強の話も同じだと感じています。
勉強するときに,「今日は10ページやらなくちゃ」とか,「これが解けない自分はダメだ」と考えているうちは,勉強は進みません。とりあえず本を開いて,とりあえず問題を解いて,わかれば答えを考えるし分からなければ調べたり答えを見る。。。そんな感じで進めていけば,目の前に集中できて,いつのまにか時間は経っています。

何もできないと悩んでいるときには,とりあえず目の前のことを一生懸命にやってみましょう。
少しずつでも進んでいるうちに,集中していつのまにか終わって,経験や知恵が積み重なっていきます。
一つ一つ,目の前のことをやっていきましょう。