春の試験区分の特徴
わく☆すた,美月です。
試験が終わって1ヶ月,ゆっくり休むことはできたでしょうか。
もう,早めのスタートを切っている方もいらっしゃるとは思いますが,高度区分を受験するときには,大体3~4ヶ月前,12月ぐらいから勉強を始めることが多いです。
企業研修なども,大体12月から1月ぐらいから始まりますし,参考書も12月には大体出揃います。
わく☆すたのセミナーも,12月スタートです。
ですので,11月中ぐらいに,来年受ける種目を決めたり,その情報を集めたりして,スタートの準備を行うのはおすすめです。
その目安として,来年春に実施される,それぞれの試験区分の特徴について,高度区分を中心に軽く触れてみたいと思います。
まず,基本情報技術者試験と応用情報技術者試験。
このあたりは,IT全般の知識を学んで,順番にステップアップするための試験です。
ですので,ITパスポートは,技術者なら受けても受けなくてもいいですが,基本情報技術者試験に受かってから応用情報技術者,そしてその上の高度区分に進んでいくのを強くおすすめします。
特に,応用情報技術者試験は,後でさらにレベルアップするために必要な基礎知識がひととおり詰まっていますので,きっちり勉強してから高度区分を受けると,勉強は格段にやりやすいと思います。
次に,最初の高度として受けるとしたら,情報セキュリティスペシャリスト試験かデータベーススペシャリスト試験。
難易度的には情報セキュリティスペシャリストの方が易しいとは思いますが,試験範囲は広いです。
データベースは,理詰めで考えるので結構頭を使いますが,試験範囲はとても狭いと思います。
この2つは,好みが分かれるところなので,試験問題を見てみて,好きなほうをとれば良いと思います。
あと,エンベデッドシステムスペシャリスト試験。
これは,ハードウェアの話が多く,全然毛色が違います。でも,この試験に受かるぐらいに勉強すると,自分の知識の幅が大幅に広がります。組み込み系は結構需要があるので,取っておくと意外に使える試験です。
最後に,プロジェクトマネージャとシステム監査,という論文系。
この2区分は,論文系の中でも難しい方に分類されるので,ちょっと敷居が高いです。
多分,好みにもよりますが,開発系の人が取りやすいのはプロジェクトマネージャの方だと思います。知識の内容としてはそれほど多くはないので,スペシャリスト系に比べて,勉強量は少ないと思います。
ただ,午後2の論文が合否を分けますので,論文を書く練習は必要です。
また,いろいろ書いていきたいと思いますが,ゆっくり準備して目標を定めて,春の試験に向けて確実にスタートを切っていきましょう。