ITエンジニアとして生き残る方法
わく☆すた,美月です。
最近,というかここ2,3年ぐらい,転職に苦労している話を多く聞くようになりました。
10年前ぐらいは,ITエンジニアといえば不足している人材の代表格,みたいな感じで,転職先はよりどりみどりな感じでしたが,最近は全然様変わりしているようです。
次の転職先を決めずに会社をやめると,特に苦労するようです。特に,10年ぐらい前に転職を経験して,それと同じ感じで今転職しようとすると,社会状況の違いに愕然とするようです。派遣のエンジニアになったけど,派遣先がない,という話もよく聞きます。
かといって,会社にしがみついていれば安全,というわけでもなく,会社自体がつぶれることもあります。
私自身にも,情報処理技術者試験が民営化されたら,わく☆すたをどうしよう,という不安があります。多分,「こうすれば絶対安全」という方法はないんだと思います。大きな会社に勤めていても,合併によるリストラとか,不安の種は尽きないようです。
ですので,今の時期には,できる限り,今後臨機応変に対応できるスキルを身につけておくといいのかな,とは感じています。
多分,一番食いっぱぐれがなさそうなのがコミュニケーション能力。ITエンジニアのスキル+コミュニケーションのスキルがあれば,人の縁でどこか景気のいい業界のコンピュータのお守りをしながら生きていくことは可能かな,とは思います。
あと,個人的に汎用性があると思っているのは,IT全般に関する基礎知識です。
ベースがちゃんとしていれば,新しい技術を追うのはそれほど大変ではないので,最新の技術を追い続けることができて,希少価値の高いITエンジニアになれます。
情報処理技術者試験,特に基本情報技術者,応用情報技術者あたりの勉強は,そういった意味で大切になってくると感じています。
今月号の「Software Design (ソフトウェア デザイン) 2010年 12月号」で,「ITエンジニア 生き残りの条件」という特集で,3年後,自分たちがITエンジニアとして生き残るための方法が,いろいろ挙げられています。
転職者の生々しい話なども載っていて,実践的に結構役立つ内容だと思います。
Software Designは,他にも役立つ記事も多いですし,会社で購読しているところも多いと思いますので,一度読んでみるのはおすすめです。
いずれにしても,ただ不安に感じているよりは,今自分のできることを行動し続けていく方が,実用的で精神衛生上もいいと思います。
先行き不透明なこの時代,今ここでできることを,できる限りやっていきましょう。