株式会社わくわくスタディワールド

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試験お疲れさまでした

皆様,昨日は試験,お疲れさまでした。
調子はいかがでしたでしょうか。

私(美月)は,今回は今までにないくらい調子が悪い試験でした。
ちょっと情けないのですが,皆様の今後の受験に参考になる部分もあるとは思いますので,状況を書いてみます。

27haruSC

4月は,例年試験前は新人研修の講師をしているのですが,今回は,他の講師の方の急病というアクシデントもあり,ほとんど休みなしで研修を行ってました。
ということで,疲れがたまって体調がいまいちで試験当日を迎えました。
いつもは行う午前演習も,全然できずじまいでした。

そこで迎えた試験当日,会場に着いた私を待っていたのは,「会場に入れない」という洗礼でした。
いつもどおり,8時45分ぐらいに余裕をもって到着すると,入口に人だかりができていて,みんななすすべもなく待っていました。
外は結構寒く,風が吹きすさぶ中,仕方がないので凍えながら私も待ちました。

やっと扉が開いたのは9時すぎで,しかも開いた瞬間に人が殺到して,入口も狭いのでなかなか入れません。
マラソン大会のスタートのような混雑で,エレベーターは人が待ちすぎていて乗るのは無理そうです。
幸い,私の会場は3階だったので,階段で登りました。

ということで,会場の教室に入れたのが9時10分ぎりぎり,「着席して下さい」と言われる直前です。
もちろん,そんな状態ですので,9時10分にはほとんど人が揃っていませんでした。
ぎりぎりで入ってくる人続出で,結局試験は普段より2分遅れ,9時32分に始まりました。

あと,外で寒かったのに加え,私の席のすぐそばの扉が開け放しで,凍えるような状態でした。
閉める気配もなかったので,試験官の方に寒いことを伝えて,ドアを閉めさせてもらいました。

そんなこんなで,試験開始時,かなりいらだってしまったのです。
手もかじかんでいたので,まずは最初は,鉛筆で書けるようにするために,手をさすってあたためる状態でもありました。

そんな頭に血が上った状態のとき,あることを思い出しました。
「こんな状態,前にも経験がある」ということを。

それは昔,一般の会議室での受験のとき,会場の方々が不慣れで,「試験を開始して下さい」という合図のあとに,まだ問題用紙が配られていない,という事態になってしまったときのことです。
そのとき,私は怒りで冷静さを欠いてしまい,そのおかげで受験番号のマークを忘れて,午前1で不合格という失態を犯してしまったのです。

なので,「ここはとにかく落ち着いて,マークミスだけはしないようにしよう」と思い直し,受験番号と生年月日のマークを,ことさら丁寧に行い,何度も確認しました。
マークしているうちに少しずつ落ち着いてはきたので,そのまま問題を解きました。

マークがずれている可能性もありますので,終わった後は,何度も確認して,問題用紙に書いた答えとマークシートが違っていないことだけは確認できました。
あとで確認したら,午前1で27/30。凡ミスが多く今まで採点した中では最低値ではありましたが,突破はできたようです。

午前2以降も調子はいまいちでしたが,とりあえず1つ1つ,最低限のことは行ってきました。

午後1では,問1の文字コード変換に時間がかかってしまい,問2の時間がなくなってしまいました。
それで焦っていると問題文の見落としが発生して,最後の方の答えが連続して浮かばず,10分前に記述式の問題が4つ残っていて,とにかく埋めました。
終わったあとでけんけんに,「問題文にFQDNって書いてあって,内部のPCは内部DNSサーバにしかアクセスできないってあるよ」ってさらっと言われて,気づかなかった自分がかなり情けなかったです。

問題文を正確に時間内で読む,って,言うのは簡単だけど,なかなかできないことも多いなぁ,と改めて感じました。

午後2では逆に,例によって,時間が余りまくりでした。
普通に解いて60分,どんなに丁寧に見直しをしても,90分でやることはやり尽くしてしまいました。
かなり疲れてしまったし,いつも「2時間粘ろう」と言ってるのに,自分が粘る気力がなくなってしまったのです。

ということで,予定より30分早い4時ちょうどに,答案を提出して退出しました。

そんなこんなで,今までにないくらい調子が悪い試験でしたが,なんとか最低限のことはこなせました。
多分点数はいつもより悪いでしょうが,致命的なミスはなかったので,合格ラインは突破しているとは思います。

今回の反省や,今までの反省を活かせた経験をもとに,次に活かしたいことをまとめると,次のようになります。

1.試験会場は早めにいかない。20分前に着くぐらいの,ちょうどいい時間に行く。
 最近は,昔に比べて会場が開くのが遅くなったところが多いように感じています。午前2から行って,なかなか入れず待たされたという話も聞きましたので,20分前の,「着席して下さい」に間に合うぎりぎりぐらいが,一番適切な時間だと考えています。
 個人的には,もう少し早く入って余裕をもちたいのですが,それをやると今回みたいな事態もありますので,今度からもう少し遅く行きます。

2.防寒対策,暑さ対策はしっかりする。
 会場,寒かったです。上下ヒートテックで固めて,暖かい格好をしていったのですが,それでも凍えました。
 最近は気温の上下も激しいですし,ひざ掛けやサブトン,カイロなどを用意する,逆に暑いときに備えて半袖になれる服装にするなどの対策は,大切です。

3.焦ったときは,基本的なことを何度も確認する。
 焦ってしまうと,マークミスや計算違いなど,いろんなミスをしがちになります。
 まずはなるべく冷静になり,1つ1つ,致命的なミスだけはないように,確認していくことが大切です。
 試験は60点取れば合格ですので,「ある程度のミスや間違いはしょうがない」とあきらめることも肝心です。

4.試験は体力勝負。体調管理は一番大事。
 今回実感しましたが,体調がいまいちだったり,体力がないと,本来の実力は発揮しづらくなります。
 なるべく前日は休んで体力を温存すること。特に,年を取ってくると体の疲れは残りやすいので,管理はとても大事です。

5.午前1はなるべく免除にする。
 午前1はなるべく免除した方が,快適な環境で受験できます。
 今回のような朝の寒さも回避できますし,何より試験会場の雰囲気が違います。
 午前1免除の場合と両方体験してみた結果,明らかに午前1免除の会場の方が受かる雰囲気に溢れています。(実際合格率も高いですし。)
 午前1からの受験だと,会場に来てから写真を貼っている人も多いですし,受かる気がなさそうな,イヤイヤ受けている感じの人の割合が高く,自分のモチベーションが下がりがちになります。
 可能なら,午前1免除はするのがおすすめです。
 王道は,応用情報技術者試験に合格して午前1免除をとり,それを使って2年以内に合格し続けることで午前1を回避し続ける,という方法です。

ということで,長くなりましたが,今回の試験の私の話は以上です。
試験内容の講評などは,余裕があればやりたいと思います。
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最後に,株式会社わくわくスタディワールド(わく☆すた)からのお知らせです。
わく☆すたは,4月22日(水)より,本社を東京・秋葉原より,熊野(和歌山県田辺市本宮町)に移転します。

移転作業に,5月8日(金)までかかる予定で,その間はDVDの発送などができません。
発送業務を伴うご注文につきましては,明日4月21日(火)午前中までに入金確認できたものまでの対応となります。
その後は,5月10日(日)以降の発送となりますので,ご了承ください。

春の試験がやっと終わって,一段落ついたところだと思います。
試験の結果は,後悔してみてもはじまりません。
次に向けての復習,教訓がまとまったら,ゆっくり休んで,次につなげていきましょう。