応用情報技術者試験の勉強方法
試験から約1か月,皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は昨日,久しぶりにマラソン大会に出て,10kmの部でしたがなんとか完走できました。
地元の天空ハーフマラソン大会で,その名の通り,こんな感じの風景で,すごく気持ちよく走れました。
走ってみて改めて,目標があるっていいな,って感じました。
ただ走るというだけだと,あんまりやる気はでないのですが,10km先に明確なゴールがあると,そこを目指して進めます。
健康のため走るということを目的としていて,マラソン大会みたいな目標があると,励みになるし,続けられます。
試験も,合格というゴールに向けて,勉強をする手段です。
ITの勉強は,ただ漠然とやっていると,勉強する内容が偏りがちになります。
情報処理技術者試験は,広い分野をまんべんなく学習するのに向いた,いい試験です。
というところで本日,基本情報技術者試験の合格発表がありました。
統計情報を見ると,25.6%で,例年に比べて高めですね。
といっても,今年(平成27年)の春も26.0%なので,今年は年間を通じて高めの合格率のようです。
合格した皆様,おめでとうございます。
基本情報技術者試験は,IT関連の技術者の最初の登竜門という位置付けですが,その後に応用情報技術者試験にも合格しておくと,よりステップアップできます。
特に,基本情報技術者試験の直後は,まだ勉強した内容を忘れていないはずなので,すぐに応用情報技術者試験の勉強にとりかかるのがおすすめです。
基本情報技術者試験に合格した後,しばらく間を置いてから応用情報技術者試験を受けようとすると,苦労することが多いです。
内容を忘れてしまっていて,基本情報技術者部分の復習に,かなり時間をとられてしまうからです。
どうせなら,合格した勢いで,一気に次を取っちゃいましょう。
あと,リベンジなどで春に応用情報技術者試験を受験される方も,今ぐらいから勉強をはじめるのがおすすめです。
5か月あれば,余裕をもって学習を進められます。
応用情報技術者試験の勉強方法として,これだけやれば十分,という内容としては以下のとおりです。
1.午前に出てくる全般的な知識を,ひととおり学習する。
2.午後で選択する分野について,問題演習を中心にひととおり学習する。
具体的な方法としては,午前レベルを参考書でひととおり学習した後,過去問で午前と午後の選択する予定の問題を演習する,といったかたちになります。
演習量としては,過去問5回分ぐらいが目安となります。
これだけの分量をじっくり学習できるよう,計画を立てていきましょう。
ちなみに,私(美月)の著書,「徹底攻略 応用情報技術者教科書 平成28年度」は,今年はすでに発売されています。
よろしければ,応用情報技術者試験の学習にお役立てください。
今年の改訂ポイントとしては,「この本だけでひととおりの学習ができる」ように,過去問解説の分量を増やしました。
平成28年度版は,最新の平成27年秋も含め,5期分の過去問解説がついてきます。(4期分は,公式サイトからのダウンロードになります。)
今までの徹底攻略応用情報技術者教科書では,先ほどの勉強方法の1.午前の全般的な学習についてはできましたが,午後の演習量としては十分なものではありませんでした。
今回は,そこに加えて,PDFで過去問解説を付けることで,これ1冊で十分な学習をすることが可能となります。
特に今回は,平成27年秋に試験制度が変わっていますので,それに合わせた最新版の解説があった方がいいということで,付属させています。
といっても,解答例発表は12月ですし,平成27年度秋期分の解説アップロードは12月の予定です。
それまでに知識の学習をすませ,演習時に解説をお役立てください。
といっても付録なので,午後問題の重点対策やアイテックの本試験問題集までの詳しい解説は行っていません。
ただ,市販の安い過去問集レベルのことは解説していますので,通常はこれで十分だと考えています。
合格発表は,新たに学習をスタートさせる,いいきっかけになります。
うれしさの熱が冷めぬうちに,早めにスタートを切っていきましょう。