株式会社わくわくスタディワールド

株式会社わくわくスタディワールド

IPv4アドレス空間の枯渇

昨日2月3日,節分の日に,マイアミで式典が行われ,最後のIPアドレス(IPv4アドレス)の分配が行われました。
Yahooニュース他より)
ずーっと,「なくなるから大変」と言われ続けていたIPv4アドレス,このまま行くと今年中には本当に枯渇してしまう見込みです。
こうなると,IPv6アドレスへの移行は,今のところ唯一の長期的な解決策ですので,普及せざるを得ない方向で進んで行くのだとは思います。
ただ,既存のIPv4アドレスとの共存をどうするのか,プロバイダがどのように対応するのか,など,まだ不透明な部分も多いです。
このあたり,今年のネットワークスペシャリスト試験には,まず出そうな分野ですね。
IPv4とIPv6で相互に通信できるような互換性を持たせる方法,なんかはいかにも出そうです。
技術革新というものは,突然やってくることが多いです。
マスタリングTCP/IP入門編第4版」にもありましたが,少しずつIPv6へ移行するのではなく,ある瞬間を境にして,急速にIPv6へ移行する流れが始まる可能性があります。
今年は,本当にIPv4アドレス空間の枯渇が近づいてきました。こういうときに,人々はあわてて,移行作業を考えるものです。
突然の変化に対応するためには,基礎技術を身につけておくことは大切です。
IPv4とIPv6の動作原理をよく理解しておけば,新たな技術が出てきても,すぐに理解できると思います。
時代の変化に対応するためにも,いろんなアンテナを張りつつも,基礎技術をしっかり学習しておきましょう。