株式会社わくわくスタディワールド

株式会社わくわくスタディワールド

人生に必要な知恵は全て艦これで学んだ

艦これ元帥,美月です。
艦隊これくしょん(艦これ)とは,DMMで提供している,艦隊育成シミュレーションゲームです。

艦これを始めたのは一昨年(2014年)の2月5日だったのですが,それからはまって2年以上続けています。
正直,ブラウザゲームをここまでやり続けるとは思っていなかったのですが,艦娘も全部コンプリートし,イベントの甲勲章も6個取得して,いろいろやり尽くした感じもあります。

改めて振り返って,艦これをやり続けて得られた知恵って多いなぁ,って感じています。
まさに,「人生に必要な知恵は全て艦これで学んだ」という感じです。

艦これに限らず,「大好きなことをやり尽くすまでやり切る」というのは,人生で大切な知恵を学ぶのに一番いい手段だと思います。
一見,無駄に思えても,自分が本当に大好きなことだと,そこから得られるモノは数多くあります。

今日は,私が艦これで得た,人生に大切な知恵について紹介していきたいと思います。

1.確率論で考え,一度の失敗であきらめない

艦これをやっていて,肌で身についた大切な感覚としては,この「確率論で考える」ことがあります。
ゲームならだいたいそうだと思いますが,何かに挑戦したときに,一度でうまくいくことはほとんどありません。
その時には,試行錯誤を繰り返して,成功するまでやり続けることが大切になります。

私が今までで一番苦労してゲットした艦娘は,ドイツ空母のGraf Zeppelinでした。

Graf_Zeppelin

試行錯誤をしつつ,ボスを倒すこと82回で,やっと出てきた時にはつい涙がでてきてしまいました。
この艦娘は,取得確率が2%ぐらいなので,なかなか出ないことは覚悟していたのですが,50回を超えたあたりから,「自分は運が悪い,もうダメだ」とあきらめかけました。
でも,「資源がなくなるまでは続けよう」と,淡々と出撃を繰り返して,最後にはゲットすることができました。

Graf Zeppelinをはじめ,艦これでは欲しい艦娘が一度で取得できることはめったにありません。
私が一度で取得したのは,実装初日に3-4でドロップした大鯨ぐらいです。だいたいの艦娘は,出撃や建造を繰り返して,一隻ずつ地道に取得していきました。

この考え方は実は,実生活でも役立っていて,一度の失敗で落ち込むことが少なくなりました。
「うまくいかないこともそりゃあるよね」と達観して考えられるようになり,成功するまで試行錯誤することに抵抗がなくなりました。

仕事をする上でも,試験を受ける上でも,この境地に達すると苦痛が少なくなります。
「数多くの失敗をしてみる」というのは失敗学の教えですが,ゲームで体験することでも結構役に立つのだと感じています。

2.イベントで力を発揮するには,毎日の積み重ねが大事

艦これでは季節ごとにイベントがあり,それをクリアすると新しい艦娘や勲章などがもらえます。
難易度は甲,乙,丙の3段階が選べ,一番難易度の高い甲種でイベントをクリアすると,甲種勲章が取得できます。
こちらは,つい先日の2016年春イベントでゲットした,私の甲種勲章です。

甲種勲章2016春

艦これでは,日々の任務や資材の備蓄などがあり,毎日少しずつやることで,艦娘のレベルアップや資材の取得などができます。
これを繰り返して,数多くの高レベルの艦娘と多くの資材を揃えておくことで,イベントをクリアすることが可能となります。
ずっと放置しておいて,イベントだけクリアするということは難しいのです。

艦これは日常」という言葉もあるほど,毎日少しずつやり続けることが習慣付くかどうかは大切です。
新しい艦娘も追加されますし,戦略や仕組みなども日々アップデートされます。
毎日少しずつ積み重ねていくことで,気がついたら資材もたまっていて,艦娘もいろいろ育っていて,いざというときに活用できるようになっているのです。

3.インターネット上での集合知を,適切に活用する

艦これは,インターネット上でのユーザ同士の集合知を活用できるかどうかがカギになるゲームです。
そして,インターネット上には嘘も出回りますし,情報の真偽を見極めることが大切です。
また,自分が発信者になって,情報を提供することも大切になります。

私自身もなるべくwikiなどに自分の情報を書き込むようにしていますし,ユーザが情報を公開してくれているサイトを参考にします。
たまに,「だまされたー!」と思うこともありますが,それも含めて,経験を積むことで,情報の真偽を見極める目も育っていきます。

この視点は,艦これ以外のネット情報を確認するときにも役に立っています。
ネットニュースなどの情報に,「これは本当にそうなのか」ということの裏をとる癖もつきましたし,不要な情報を「聞き流す」こともできるようになりました。

4.自分の好きなものにお金を流す

私は艦これに結構お金を使っています。
多分一番お金を使っているのは,「ケッコンカッコカリ」というレベル上限解放に使う結婚指輪です。
レベル99に達した艦娘に指輪を渡すことによって,下の戦艦「長門」のように,結婚してレベルを上げることができます。

nagatokekkon

現在ケッコン艦は44隻で,結婚指輪は最初を除いて1個700円なので,約3万円は使っています。
その他,一番くじの艦これグッズを買ったり,艦これ観艦式などのイベントに行ったりもしているので,結構ゲーム以外にもお金を使っています。
写真は最近,スーパーセンターオークワ南紀でゲットした,艦これ一番くじの「連装砲ちゃんまるちポット」です。

rensoupot

お金をかけずに無課金で頑張るというやり方もありだと思いますし,やり方は人それぞれだと思います。
ただ,個人的には,好きなモノには無理のない範囲でお金をかけて,好きなモノの近辺にお金を流すことは大切だと考えています。
特に,艦これはこれからも存続して欲しいので,可能な範囲でグッズなども買っていく予定です。

これは,艦これに限った話ではなく,自分がいいと思ったモノにお金を使う,逆にいいと思わないものにはお金を出さないようにすることは心がけています。
資本主義のお金の流れでは,お金が集まるところに活気がでてきますので,不本意なところにお金を使うぐらいなら,自分が大好きなモノにかけたいと考えています。

5.興味のあることから周辺の知識を学習する

艦これ関連のことに興味をもつことで,自分がもつ「知識」の幅も,大分広がりました。
特に,第二次世界大戦の頃の日本史などは,今まで全然興味がなかったのですが,艦娘のセリフから興味がわいて,いろいろ調べていくうちにどんどん知識が深まりました。

艦これのおかげで興味が出た戦艦大和について知るために,広島県の呉市にある「大和ミュージアム」にも行ってきました。
さらに,江田島にある海上自衛隊の第1術科学校にも行って,歴史的な資料をいろいろ見学させていただきました。

もともと私は広島県の出身だったので,「平和教育」はいろいろ受けていたのですが,戦争がどんなものだったのか,ほとんど興味もなく,知りませんでした。
単純に「戦争はダメだ」ではない,いろんな方面からの知識を得ることができて,歴史の見方が変わりました。
興味のあることをきっかけにすると,学ぶ意欲もでてきて,新しいことを知ることができることがわかりました。

下の写真は,大和ミュージアムに飾ってある零戦です。

zerosen

ということで,改めてまとめてみると,艦これをきっかけに学んだことは,本当にいっぱいあるなぁ,と感じています。
単に遊びだから無駄,有益なことをやるという観点だけでなく,本当に好きなことを思いっきりやってみることで,学べることは数多くあるのです。

目先の役に立つ立たないだけで判断せず,好きなことをおもいっきりやってみるのはおすすめです。