受験種目を考え直すのもあり
春の情報処理技術者試験の申し込みは,団体受付や郵送の受付は今日が締切です。
インターネット受付は,来週2月22日(火)までですが,申し込んでない方は,早めに申し込みましょう。
ぎりぎりでやろうと思っていると,ついうっかりの申し込み忘れの可能性があります。
あと,申込内容の変更は,2月28日(月)までです。
試験区分や受験地を変更されたい方は,早めに行いましょう。
今のうちなら,受験種目の軌道修正も,いいと思います。
個人的には,無理に難しい試験に挑戦するより,受かりそうな試験区分に変更するのはおすすめです。
あと2ヶ月ですし,そろそろ先が見えてきたことだと思います。
特に,段階を飛び越して高度区分に挑戦している人は,基本情報技術者や応用情報技術者試験に変更する,というのが回り道に見えて結局は近道なことが多いです。
最近いろんなところで研修をしていて,一番その必要を感じることが多いのは,情報セキュリティスペシャリスト試験の受験者です。
結構,「はじめての情報処理技術者試験」で,情報セキュリティスペシャリストを受験する人が多いのを,不思議に感じています。
応用情報技術者試験合格。。。が必須とまでは言いませんが,基本情報技術者試験レベルの基礎知識がないと,勉強しても全然頭に残らないと思います。
セキュリティは応用技術なので,先にネットワークやシステム開発などの基礎的な知識は必須です。セキュリティだけ勉強すれば受かるわけではありません。
算数の基礎がなくって数学をやるようなものなので,試験を受けないにしても基礎知識は身につけてから勉強してください。
私自身も,20代の頃は結構焦ってて,「早くすごい資格を取ろう!」と,いきなりシステムアナリスト(今のITストラテジスト)やシステム監査に挑戦したことがありました。でも,全然歯が立たなくて,結局その年の受験はムダ,という感じになったこともあります。
地に足をつけて,スペシャリスト系を取ってから,アプリケーションエンジニア(今のシステムアーキテクト),プロジェクトマネージャ,と順番に取っていったら,それほど無理なくシステムアナリストも取れました。
難しい資格に挑戦して玉砕する,というのは,自分の実力を見なくてすむ,という意味ではいいのですが,後には何も残りません。
ちょっと地に足をつけて,「ホントにこの資格で大丈夫かな」というのは考えてみましょう。
情報処理技術者試験は,年に2回ありますし,着実にステップアップしていけば,3,4年あれば自分の進路に必要な資格は普通取れると思います。
無理のない範囲で着実に一歩一歩,前に進んでいきましょう。