逃げるは恥だが役に立つ
うちの近所には鹿がよく出没します。
写真は,ちょっとピントが合っていないですが,車の前を走って逃げている鹿です。
逃げないでぼーっとしている鹿も結構いるのですが,そうすると時々,車にはねられていたりします。
昔,某大手商社の下請けでシステムエンジニアをやっていた頃には,まわりに病気で倒れる人がいっぱいいました。
体を壊すことも多いですし,鬱病になる人も珍しくなかったです。
逃げずに頑張る人には,どんどん負担がかかっていく大変な現場は,昔は結構ありました。
ですので,個人的には,『負けないこと 投げ出さないこと 逃げ出さないこと 信じ抜くこと』はあまり美徳ではないと実感しています。
大変すぎて死ぬくらいなら逃げた方がいい,というのが信条です。
というところで,微妙に話が変わりますが,『逃げるは恥だが役に立つ』という漫画があります。
まだ雑誌連載中で,展開は目が離せないのですが,就職や結婚を考える上で,なかなかおすすめの漫画です。
この漫画は,25歳の大学院卒で就職できなかった女性が,家事のアルバイトで知り合った30代半ばのシステムエンジニアの男性と偽装結婚をする話です。
恋愛感情がなくても,契約として結婚すればいいのでは,ということで結婚生活を始めていくのですが,いろいろ考えさせられます。
Kindleだと現在1巻は無料のようですので,試し読みしてみるのもいいと思います。
「逃げてはいけない」「仕事をしなくてはいけない」「結婚をしなくてはいけない」と考えすぎると,自分を追い詰めてしまいます。
今の世の中,「これをやらないと生きられない」ということは,実はほとんどありません。
人生がイヤになったら,少し現実逃避して,漫画でも読んでみましょう。
それでも解決しなかったら,ちょっと現実逃避して,旅に出るのもおすすめです。
phaさんが『行くあてはないけど家にはいたくない』という記事も書かれていますが,突発的な旅行というのもいいと思います。
ちなみに,ここ熊野は,『よみがえりの地』と呼ばれていて,ここに来ると一度死んで生まれ変わるという言い伝えがあります。
歴史的な話だと,昔は熊野に逃げ込めばなんとかなった,ということで,平家の落ち武者などもこちらに逃げてきていたそうです。
ということで,とりとめがなくなりましたが,逃げるというのは恥になることもありますが,行き詰まったときの選択肢としてはありだと思います。
まずは自分の体と心を大事にしていきましょう。