株式会社わくわくスタディワールド

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基本を忘れずに押さえる

情報処理技術者試験というのは,別に知識の量を競う試験ではありません。
試験に出てくる単語をすべて覚えている必要はありませんし,マニアックな知識は,あんまり出てきません。
逆に,「この試験区分なら,ちゃんとこの辺は押さえていて欲しいよね」という,良く出てくる基本,というのはあります。
例えば,データベーススペシャリスト試験では,正規化・ER図については,これでもか,というぐらいに出てきます。ですので,この2つの基本はしっかり学習しておく必要があります。
逆に,DBMSの細かい知識などはほとんど出てきませんし,出てきても問題文に書いてあります。
情報セキュリティスペシャリストでは,ISMS・情報セキュリティマネジメントの考え方や暗号化・認証の仕組みについてはとても良く出てきます。
逆に,高度なセキュリティ技術などについてはほとんど出てきませんし,たまに出てきてもその問題を外せばすみます。
プロジェクトマネージャでは,「プロマネとはどんな人であるべきか」的な話は結構いっぱいでてきますし,その立場を深く理解しておく必要はあります。逆に,PMBOKの細かい知識などはあまり必要がありません。
システム監査も同様に,「監査人とはかくあるべし」的なことはいっぱい出てきますが,監査手法などの細かい知識はあまり出てきません。
応用情報技術者試験の午後で出てくることは,基本的に午前の延長です。ですので,まず午前に出てくる知識をひととおり押さえる必要があります。その上で,午後で選ぶ6分野について勉強できればベストです。最悪,午後の勉強ができなくっても,午前できちんと基本を身につけていれば,その場で対応できることも多いです。
情報処理技術者試験は,思っている以上に基本的なことが多く出てくる試験です。
マニアックな知識,応用的なスキルを身につけるのも悪くはないですが,まずは基本を忘れずに押さえていきましょう。