コンビニはなくても生きていける
うちから最寄りのコンビニ(ローソン)まで,だいたい30kmぐらいあります。
そのため,「コンビニで何か欲しいな」って思っても車で30分ぐらいかかってしまいます。
そうなると,行くのが大変ですので,なかなか行かない場所となります。
ついでに言うと,私が住んでる街(和歌山県田辺市本宮町)には,“スーパー”と呼べるようなものはありません。
一応,農協がやってる,道の駅に併設されているA-Coopはありますが,あまり品揃えは豊富ではありません。
ひととおりの物が揃うスーパーも,やっぱり30kmぐらい離れないとありませんので,市街地に行く用事のついでに寄るぐらいです。
秋葉原にいた頃には,徒歩圏にローソンとファミリーマートとセブンイレブンがありましたので,引っ越してきた当初は戸惑いました。
ただ,意外と慣れると,この方が快適です。
普段の買い物は,肉は肉屋,魚は魚屋で買います。
熊野牛はたまにごちそうとして買いますが,かなりおいしいです。
山間部なので魚はないかな,と思っていたのですが,意外と那智勝浦が近いので,結構新鮮なまぐろなどが置いてあります。
おいしいオーガニックのパンは,週に1回,隣の熊野川町に買いにいきます。
野菜は週に1回ずついろんなところで開催される朝市に行けば,安くて新鮮なものが手に入ります。
地元栽培のブルーベリーや,地元の豚で作ったベーコンなども手に入ります。
“食材”に関しては,東京よりも圧倒的に安くて体に良く,おいしい物が手に入りやすいのです。
コンビニの食料のメリットは,加工してあってすぐに食べられるものが置いてあることかな,と感じています。
食事を作るのが面倒,というときには少しつらくなりますが,お総菜ぐらいは近所で手に入りますので,なんとかなります。
なければないで工夫するので,慣れると特に気にはならなくなりました。
あと,MCTオイルやグラスフェッドバターなど,手に入りにくいものは,ネットで買えます。
先日,東京に泊まったとき,バターの手に入りにくさは,東京も同じだとわかりましたし,店舗で手に入りにくいものは,ネットが確実です。
草刈り機もネットで買えましたし,ネットショッピングが使いこなせれば,特に不自由はないようにも感じています。
うちの集落には,だいたい毎日,移動販売車が食べ物を売りに来てくれます。
近所の肉屋さんも,動けないときには宅配があります。
ですので,たとえ車がなくても,体調が優れなくても,意外と大丈夫だったりします。
そんな感じで1年と少し住んでみて,コンビニやスーパーって,別になくってもいいものなのかな,とも考えています。
当たり前にあったものだけど,ないならないなりに適応できます。
“これがないと生きていけない”ものは,意外と少ないのかもしれません。