複数のシナリオを描いてみる
最近,想定の範囲外のことが多すぎて,感情を安定させるのが難しいな,と感じています。
10日前には,地震も停電も電車が止まることも情報処理技術者試験の延期も,まったく予想してませんでした。
一応,情報セキュリティマネジメントのマニュアル通りに,「地震に備えてデータをバックアップして安全なところに置く」とかはやっていましたが,なんとなく単なる保険,っていう気分でした。
今日の戸籍データの消失の記事を読んで,災害時にはバックアップってホントに大事で,ないと大変なことになるんだな,と改めて感じました。
「最悪の事態のことも考えてあらかじめ計画しておく」という事業継続計画(BCP)は,大事です。
今回みたいに,想定以上のことが起こることもあるとは思いますが,できる限り想定の範囲を広げておくことは大切だな,と今すごく感じています。
ということで,情報処理技術者試験の延期について,複数のシナリオを描いて,いろいろ想定しておくといいと思います。
多分,延期のパターンとしては,次の6つぐらいだと考えられます。
1.実は延期しない。(4/17実施)
2.少しだけ(1ヶ月以内ぐらい)遅れて実施
3.1ヶ月ぐらい遅れて実施
4.かなり(2~3ヶ月ぐらい)遅れて実施
5.春の高度区分を秋試験と一緒に実施
6.中止になって,来年の春に実施
個人的には,大変なのは,1や2の,実は延期しなかったり,延期しても期間が短くって,勉強する時間がほとんど変わらなかった,というパターンです。
延期する,って明言しているぐらいなので,1はないとは思いますが,ゴールデンウィークは会場が空いてるので実施,とかはありえなくはないと思います。
この場合にも合格したい場合には,今も気を緩めずに勉強しておくのがベストですが,ちょっとぐらい休んでも試験日が発表されたら仕切り直して全力を尽くす,というので多分大丈夫だとは思います。
現実的な可能性として一番高いのは,3と4の間ぐらいだと思います。
この辺は,私の独断と偏見による予想なので,あんまり当てにはしないでほしいですが,会場が確保できれば,このあたりでやるとは思います。
情報処理技術者試験は,関東地方,特に東京の受験者が多いので,このあたりの試験地確保が鍵にはなるのかな,と感じています。
試験会場には電気は必要なので,計画停電は少なくとも終わっている必要があるとは思います。
1~3ヶ月遅れるぐらいだと,今はちょっと落ち着くまで休んで,ゴールデンウィーク近辺で勉強する,というのが現実的な感じです。秋の試験をメインに考えられている方は,並行して準備された方がいいかもしれません。
それ以外の,5や6の,秋に一緒に実施されたり,今回は中止,というのも,可能性としてはなくはないと思います。
ただ,この場合には,今どうこう考えてもしょうがありません。「試験があったら受かっていた」と言いながら,心が切れないように,次の期に仕切り直していきましょう。
個人的には,1度受験する機会が減ってしまいますので,これは避けて欲しいな,とは感じています。
と,複数のシナリオを描いてみましたが,だいたい想定されるのはこれくらいかな,と考えています。
もし,「この場合が想定されていない!」とか,別の新たなシナリオが考えられる場合は,ぜひ指摘してください。
「どうなるんだろう。。。」とただ不安に感じているよりも,こんな風にいろんなパターンを考えると,とりあえず安心できると思います。
先行き不透明な日々が続きますが,まずは自分の体や家庭を第一に,行ける範囲で進んでいきましょう。