株式会社わくわくスタディワールド

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人工知能を自分で試せる時代が来た

東京でホテル暮らしが続いていますが,ローソンを使えばこんな感じで,なかなかおいしい食事ができます。
果物ナイフを持ってきておけば,きゅうりもバターも切れて便利です。

というところで,最近,人工知能の実用化に関するニュースが,いろいろ流れてきています。
その中でも面白いのが,Google Cloud Platform Japan公式ブログの,「キュウリ農家とディープラーニングをつなぐ TensorFlow」です。

キュウリは私の好物ですし,ぜひおいしいキュウリをたくさん生産していただきたいものです。

このニュースのポイントは,TensorFlowというグーグルが発表したフリーソフトのライブラリを使って,一般の農家の方がキュウリの仕分けの学習システムを開発したことです。
キュウリの写真を撮るのにRaspberry Pi 3が使われていて,手作りで人工知能の学習システムが作れたことになります。

こういった一般的な機器を使ったシステムなら,それなりにプログラムのスキルがあって,IoT関係も少し知っていればできそうです。
このニュースに触発されて,いろんな事例に応用してみる人が出そうだな,と今からわくわくしています。

私自身も,今月頭からGoogle Cloud Platformを契約して,「わく☆すたAI」を作成してみています。
何をやるのかはもうしばらくすると発表したいと思いますが,今はいろいろ安価で試せる,便利な時代になりました。

昔,私が大学で研究していた頃には,研究に使うコンピュータ(Sunのワークステーション)は,個人ではとても買えるモノではありませんでした。
解析していた遺伝子データも十分な量はなく,質もそれほど揃っていなかったので,解析の前段階でのデータ集めや整形などが大変でした。
今だと,潤沢な計算資源とデータ量で,かなりいろいろなことができそうです。

また昨日,「人工知能 病名突き止め患者の命救う 国内初か」というニュースもありました。
こちらはIBMのワトソンなので高価なものではありますが,エキスパートシステムが着実に結果を出すようになったというのは,感慨深いです。
病理診断も,これからはAIと合わせて,信頼性が上がっていきそうですね。

ディープラーニングのブレークスルーがいろんな方面に広がって,徐々に実用化のニュースが増えてきました。
変化はこれからもっと加速するはずです。

時代の変化を感じつつ,新しい変化の波に乗っていきましょう。