基本情報技術者試験での言語選択
特別情報処理技術者試験の受験申込み,新たに基本情報技術者試験で申込みしました。
さすがに無勉強で受けるのは危険なので,一応プログラミング言語は復習しておこうと考えています。どの言語で受けるかは,今のところ悩み中です。ただ,昔,今はなき出版社の基本情報技術者の午後解答解説を全部書いていたので,どのプログラミング言語でも一応解ける,というのは特技としてあります。
以前,「基本情報技術者試験のプログラミング言語」でも書きましたが,受かるだけなら多分,表計算が一番楽だとは思います。
いつも易しいわけではありませんし,結構考えさせる問題も多いです。でも,言語仕様(表計算ソフトの機能・用語)も問題用紙に付いていますし,覚えることが一番少ないのは間違いないと思います。
覚えることが少ない,という意味では,アセンブラも少ないです。アセンブラ言語の仕様は問題用紙にありますし,命令を理解してトレースが正確にできるようになれば,確実に点数がとれる言語です。
コンピュータの仕組みを理解して,後々いろいろなプログラミング言語を学習できる基礎を作る,という意味では,こちらの方がおすすめではあります。
受かることだけを目的にしないで,将来に活かす,という意味では,Javaが一番使えると思います。難易度は5言語で最も高いと思いますが,その分,この試験問題がちゃんと解けるぐらいJavaのスキルが身につけば,結構使えると思います。
仕事としての需要も,一番多いですし,基本情報技術者の場合は,「何言語で取りましたか?」と聞かれることも多いので,Javaだとポイントが高いと思います。
アルゴリズム問題と親和性が高いのが,C言語です。
応用情報技術者試験のアルゴリズム問題は,C言語っぽい疑似言語の問題が多いです。C言語の考え方,特に構造体やポインタなどを知っておくと,ステップアップしたときに有利だと思います。
アルゴリズム問題が苦手な人は,C言語で実際にアルゴリズムをプログラミングしてみる,という実践での勉強をすると一石二鳥です。
COBOLは,そろそろ試験の出題がなくなってもおかしくないですが,今でも使われている言語ではあります。難しくはないので,会社で使われているようなら,受けてみてもいいと思います。個人的には,将来につながらないので,あまりおすすめはしたくない言語です。
2つ以上の言語問題を解けるようにしておくと,リスクヘッジにもなります。
私自身,以前二種(今の基本情報技術者)を受験するときには,CとFORTRANの2つを勉強しました。当時はプログラミング言語は2問選択だったので,1問ずつ,易しそうな方を選んで選択しました。
選んだ言語の問題がその年は難しい,ということもありえますので,2つ解けると安心です。
元々,基本情報技術者を受験予定の人は,余裕の期間で,もう一つプログラミング言語を勉強するのもおすすめです。
言語選択にはいろんな可能性があるので,ぜひ,最適なものを選んでいきましょう。