最初に頑張らなくていい
わく☆すた,美月です。
今週末は,東京マラソンですね。
私は,今回は抽選に外れたので,沿道で友人達の応援をしてきます。
フルマラソンを走るとき,とても大切なコツとして,「前半,頑張りすぎないこと」というのがあります。
私は,スピード自体は遅いですが,前半と後半であまりペースを変えないので,フルマラソンの後半はどんどん他の人を抜くことができます。これは結構,快感で楽しかったりします。^^
陸上競技の長距離で記録を出すときには,「ネガティブスプリット」がいい,と言われてます。
ネガティブスプリットというのは,前半より後半を速いペースで走る,という走り方のことです。最近のフルマラソンの世界記録は,大体ネガティブスプリットで出されています。ネガティブスプリットで走るためには,当然,前半を全力で走らず,少し抑え気味の,楽な感じで走ります。そうすると,後半余力が残って,速く走れるのです。
勉強も,実は,ネガティブスプリットでやった方が,結構うまくいったりします。
勉強を始めるときに,「さあやるぞー!」と気合いを入れてやってしまうと,疲れも早くやってきてしまいます。最初はペースを抑え気味な方が,段々ペースアップしていけて,最終的にいっぱい勉強できたりします。
なので,「これから勉強を始める」というのではなくって,「なんか気がついたら勉強していた」ぐらいがベストです。
先日,「ながら勉強のすすめ」にも書きましたが,ながら勉強は,始めるのに気合いがいらないので抵抗感なく始められます。
先日,初めて情報処理技術者試験(しかも高度)を受けるという方とお話ししていて,実は,「勉強の習慣をつける」というのは結構大変なんだなぁ,と改めて感じました。
本を読む,ということも,慣れてないと意外と大変です。なので,そこで無理して頑張ろうとすると,イヤになって結局やらなくなってしまいます。
マラソンでも,最初の5kmぐらいは,ゆっくり目に入らないと故障のリスクが高くなります。慣れてくると,そんなに頑張らなくても前に進めるようになりますし,エンジンがあったまるまではゆっくり目の方が,最終的に速いです。
ということで,勉強の習慣がついていない人は特に,スロースタートをおすすめします。
とりあえず,1ページ参考書が読めたらOK,とか,なんとなく遊びながら問題を1問解いた,とか,そんな感じでも,やらないことに比べたらすごい進歩です。
試験まであと2ヶ月を切ってますし,あせる気持ちもわかりますが,勉強の習慣があまりついていない場合には,無理は禁物です。
慣れてくればスピードも上がりますし,習慣づいてつらくなくなってくれば,追い込みもききます。
4月に入ってラストスパートをかける,でもOKです。ただ,4月に勉強を始めたら,ラストスパートをかけることもできません。少しずつ,助走をつけながら,スピードアップしていきましょう。