株式会社わくわくスタディワールド

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試験問題で,背景をいろいろ想像してみる

わく☆すた,美月です。
今日,情報セキュリティスペシャリストの午後問題を見ていて,あることに気づきました。
試験問題の登場人物って,男性は「君」で女性は「さん」で呼ばれるんですね。
あと,セキュリティコンサルタントとか,地位がありそうな人には「氏」ってついてます。
それ以外に,「主任」「課長」「部長」って感じで,役職で呼ばれる人もいます。
役職がつくと男女の区別はなくなるみたいで,ネットワークスペシャリストでは明らかに女性の「O主任」とかも出てきてます。
・・・だから何?って感じですが,なにげに登場人物の背景とか人間関係とかって,問題文から想像してみると面白いです。
平成21年秋の情報セキュリティスペシャリスト午後2問1では,情報システム部の中でプロジェクトチーム(Pチーム)を編成して,認証・認可基盤構築の実施計画を策定します。
で,Pチームのメンバーには,
 G主任 リーダ 
 E君  ID連携技術検討の担当
 Hさん メンバ
それ以外に
 F氏 セキュリティコンサルタント
ってのも出てきます。
この女性らしきHさん,かなりできる部下みたいです。
リーダのG主任は,Hさんに向かって,「どのような変更や作業が必要か説明してくれないか。」とか,「どのような方式にすればよいのかね。」とか,上から目線なんだけど内容的にはお伺いを立てています。
それに対して,Hさんは冷静に,「総合的に考えて,図7に示す方式がよいと思います。」と,かなり具体的にレベルの高い答えを返してます。
で,最後にG主任,「分かった。検討作業を続けてくれたまえ。」って感じで丸投げです。
これで,Hさんを20代後半ぐらいの美人の女性,G主任をちょっとうだつの上がらない40代ぐらいの小太りの男性,とか,勝手に想像して読んでみると,結構面白いんじゃないかと思います。
情報セキュリティスペシャリストは,意識して探してみると,平成21年春の情報セキュリティスペシャリスト午後2問2でも,Fさんという女性が出てきて,G部長とのコンビでいろいろやりとりしてます。Fさんは,できる女性みたいで,何でもかんでも任されてます。
ペネトレーションテスト(Pテスト)を実施する必要があることをFさんが言うと,
G部長は,「Pテストは外部にお願いする必要があるのかな。FさんにPテストのスキルを身につけてもらった上で実施するのはどうだろう。」とか,思わず突っ込みたくなることを言ってきます。
でも,Fさんは冷静に,「私にPテストのスキルがあったとしても,私がPテストを実施するのは望ましくないですね。」と,さらっと返してます。
で,設問でしっかり,「なぜFさんがやるのは望ましくないのでしょう」と問われてます。
このあたりも,FさんとG部長を,実際に身近にいる同僚なんかを想像しながら読むと,かなり楽しめると思います。
試験問題も,背景をいろいろ想像しながら読んでみると結構面白いです。
特に,「○さん」って感じで出てきたら,女性を想像して読んでみると,いろいろ多彩な景色が浮かんでくるんじゃないかと思います。
過去問演習も,ただただ勉強,っていうだけじゃなく,ちょっと想像して楽しんでみてください。