まず,今の自分を認める
わく☆すた,美月です。
情報処理技術者試験の勉強に限らず,何かを目指して勉強するときには,自分の現在地を把握することがとても大切になります。
現在地がわからず,とりあえず走り始めると,いきなり壁にぶつかって苦労することも多いです。
現在地をちゃんと把握して,自分がいま「何ができて」「何ができないのか」を知ることで,目指す方向への行き方が明確になります。
勉強を始める前に,この「現在地を知る」ことがとても重要です。
でも,今の自分に自信がないと,現在地を把握することは怖いので,なかなか本当の位置が見えません。
「自分ができない」ことを認めると,自分に価値がないような気がして,そんなことは認めたくないために,無理して今の自分には難しいことに挑戦したりするのです。ここは,自分の価値と結びつけず,「今の時点でできないだけ」というのを素直に認めると,気楽に,現在の位置からスタートできると思います。
具体的な例として,私がよく気になるのは,情報処理技術者試験の高度区分を無理して受け続けている人たちです。実力的には,基本情報技術者試験から受け直した方が確実な方が,年齢などを理由に,高度区分に挑戦していることが多いです。
基礎を固めてからステップアップした方が,一見回り道な気がしますが結果的には早く目的を達成できると思います。
基本情報技術者や応用情報技術者は,受けるのが恥ずかしければ受けなくてもいいですが,ちゃんと勉強はしておくのがおすすめです。特に,情報セキュリティスペシャリストやシステムアーキテクトなどは,他の分野の基礎知識がなくって,セキュリティだけ勉強しても,なかなか理解できないです。
逆に,基礎知識があれば,思ったよりよっぽど簡単に知識の積み重ねは可能です。ですので,自分がホントはどのレベルにいるのか,というのをちゃんと把握して,その時点まで戻って勉強をするのがおすすめです。
まず,今の自分を認めて,自分の現在位置を正確に把握しましょう。
そこからだと,確実に成長していけると思います。
次の目標に向けて,今の自分の位置から確実に進んでいきましょう。