株式会社わくわくスタディワールド

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応用情報技術者合格体験記:K.Mさん

合格体験記,第2弾は,応用情報技術者試験に合格された,K.Mさんです。
ちなみに,合格体験記のリンクは,ホームページの試験区分別の応用情報技術者試験のページからも見ることができます。

【基本情報】
氏名:K.Mさん
年齢:29歳
応用情報技術者受験:1回目
前職(SE)時の2005年に基本情報技術者合格(午前1000点、午後605点、言語はアセンブラ)、2006年にソフトウェア開発技術者不合格。
転職し異業種の情報管理部門で働き、2009年復習もかねてITパスポート試験受験、合格(920点)。
点数:
 午前77.5点
 内訳
  ストラテジ系 18.75点(得点率75%)
  マネジメント系 11.25点(得点率81.8%)
  テクノロジ系 47.50点(得点率77.5%)
 午後71点
 選択科目
  問1経営戦略
  問3経営戦略
  問5ネットワーク
  問9情報セキュリティ
  問10プロジェクトマネジメント
  問12システム監査

【試験に向けて勉強した内容】
■午前対策
試験2ヶ月前からiTEC「応用情報・高度午前共通知識対策合格への総まとめ」と「応用情報・高度にでる午前共通知識問題」で対策しました。基本的にテキストは使用せず、問題の解説(特に正解以外の選択肢について)を読み込んでいくことにより知識の吸収を心がけました。
わからない分野はWebで検索して調べたりして対処し、問題集にあまり載っていないストラテジ関連は簿記2級資格の知識や経済学部卒の知識でカバーしました。
また、毎日勉強時間を分野別で計測し、記録、グラフ化しモチベーションを保つ事を心がけました。
■午後対策
基本戦略として、自分は文系学部出身、計算ミス多い、前職が上流工程中心のSEだったのでプログラミングの経験が浅いということから、午後の選択科目は問1、問2のうちの1問は情報戦略、そのほかの選択問題は経営戦略、ネットワーク、情報システム開発、情報セキュリティ、プロジェクトマネジメントの5題を選択する予定にしていました。
選択科目数に余裕がなかったですが、手を広げるより、科目ごとに深く学び、確実に得点を積んでいけるよう心がけました。
また、
 プログラミングとデータベース→経験浅い、
 システムアーキテクチャとITサービスマネジメント→計算ミスが怖い、
 組込みシステム開発とシステム監査→経験なし
のため選択しない予定にしていました。
試験1ヶ月前からiTEC「応用情報技術者午後問題の重点対策」を用いて対策を行いました。
解説を重点的に読み込み、解答までのプロセスが身につくまで解いた問題でも繰り返し演習を行いました。
自分の記録によると二ヶ月で総勉強時間約3600分、一日平均1時間のペースで勉強していました。とにかく少しでも良いので毎日、問題に触れるようにしていました。

【当日の試験の感想】
午前は余裕、午後が山場だと思っており、午後に頭の回転がピークになるよう心がけました。
■午前
過去問は初めてみる問題もちらほらありましたが、確実に自分の解ける問題から解いていき、残った時間で初見の問題をじっくりと、今、自分にある知識と推理を働かせ解答しました。結果的に間違った問題もありましたが、じっくり考えることで午後問題に向けての頭の回転のウォーミングアップができました。
■午後
選択予定だった情報システム開発(CSSを用いたWebシステム開発)が全く未経験分野だったので、動揺しました。他の分野で解けそうな問題としてシステム監査(システムテストの監査)があり、急遽それを選択する事にしました。今回のシステム監査の問題は国語力とセキュリティ意識とシステム開発(特にテスト部分)的視点があれば経験なしでも解きやすかったです。
【今後の受験者に向けてのアドバイス】
午前は過去問等を念入りにやれば足切りの心配はないと思います。ソフトウェア開発技術者から応用情報技術者へと試験形式が変わり、ストラテジ分野については過去問題が他分野より少ないのでITパスポートなど違う試験区分の問題を解くことも役に立つと思います。
午後は自分のような選択科目を予定していると範囲が広く、(特に情報戦略)得点に波がでやすいと思われます。基礎が十分にあり、本質を理解していれば、プログラミング、システムアーキテクチャ、ネットワーク、データベース、ITサービスマネジメントは得点に波がでにくいと思うので、それらの科目を選択予定にしておくと良いかもしれません。
選択予定科目に余裕を持たせられず、当日になって焦らないように、早めに午後に向けての対策を取っていくことをおすすめします。