株式会社わくわくスタディワールド

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年を取ってもできること

昨日,桜花賞(競馬)で,私の大好きな安藤勝己騎手騎乗のマルセリーナが勝ちました。
これの何がすごいかっていうと,安藤勝己さんは今年51歳。
若者がいっぱいいる中で,熟練の技をこれでもか,と見せつけるような勝利で,クラシック最年長制覇の記録更新です。
昔だったらとっくに引退している年でも現役で活躍しているスポーツ選手は,最近結構多いです。
アイドルでも,年をとっても全然変わらず綺麗な人も,最近は結構多いです。
年を取ると劣化するのは,当たり前なのかと思っていたら,実はそうでもないみたいです。
以前,渡部昇一さんが,「ものを考える人考えない人―新・知的生活の方法」で,記憶力は,ちゃんと鍛えていれば,70歳を超えても衰えないということを書かれていました。
頭は,使わなくなるから劣化したりボケたりするのであって,使い続けていれば大丈夫,という話でした。
私も,今年40歳になるので,いろいろ劣化が心配なのですが,とりあえず,日々鍛えてはいる論理的思考力と記憶力は,まだ大丈夫な様子です。
逆に,年を取ると経験値が上がってくるので,経験からの推測で解けることは増えてきます。
情報処理技術者試験の問題だったら,マネジメント系の試験区分は,人生経験が増えると,解きやすくなる気がします。
システム監査などは,平均年齢も40歳を超えていますし,ある程度経験を積んで,年を取ることがプラスに働く試験だと思います。
情報処理技術者試験の統計資料を見ると,今年の春期試験は,75歳以上で申し込みされている方が15人だそうです。うち,情報セキュリティスペシャリストが2人。
年を取ってきたら,最高齢での試験合格,というのを狙ってみるのも面白いかもしれません。
多分,情報処理技術者試験に合格することが,直接利益につながるには,若い方がいいとは思います。専門学校生,大学生などの学生が,就職の手段に使う,というのが最も実利的なところです。
ただ,社会人になってからも,昇進の条件などになっているところもありますし,勉強し続けることでステップアップできる,という利点もあると思います。
そして,実利とは離れた年齢になっても,まさに「生涯学習」という感じで,一生勉強を続けて成長していく,というのも,いいなぁ,と感じています。
やりたい勉強だったら,年をとってから始めても,とっても楽しいと思います。
そんな感じで,年をとっても,勉強は続けていきたいな,と改めて感じました。