株式会社わくわくスタディワールド

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「情報処理技術者試験事業 民間競争入札実施要項(案)」に対するご意見募集について

試験センターのホームページに,「「情報処理技術者試験事業 民間競争入札実施要項(案)」に対するご意見募集について」と,民間競争入札についての意見が募集されています。
意見は,6月9日(木)午後5時(必着)で,郵送,電子メール又はFAXにてお願いします,とのことです。
こちらは,以前から行われている,試験会場確保などの試験実施業務に関する入札で,今回は,「東京」「埼玉・千葉・神奈川」「愛知」「滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山」の4地域での募集のようです。
この資料を見ると,今までどこの会場で試験が行われていたか,受験者が何人いたのかの一覧を見ることができます。たとえば,24ページに,「試験会場:平成19年度春期試験~21年度秋期試験の期間中に借用した会場」ということで,東京試験地の受験会場とその人数の一覧があります。
これを見ると,大学が試験会場なことが一番多いですが,専門学校や公共の施設も数多くありますし,ベルサール秋葉原など,民間の施設の利用もあることがわかります。
人数が一番多いのは,明治大学と成蹊大学の3,500人で,いろんなところに分散されています。
こちらのデータを見ると,東京試験地だけで平成21年秋期の受験者数は91,462名,かなりの割合が東京に集中していることがわかります。
今回の特別試験,会場の再確保が大変だったんだろうなぁ,というのが,この数字からも感じられますね。
ちなみに,この「情報処理技術者試験事業 民間競争入札実施要項(案)(PDF形式) 」には,情報処理技術者試験の目的として,次の3つが挙げられています。


  • 情報処理技術者に目標を示し、刺激を与えることによって、その技術の向上に資すること。

  • 情報処理技術者として備えるべき能力についての水準を示すことにより、学校教育、職業教育、企業内教育等における教育の水準の確保に資すること。

  • 情報技術を利用する企業、官庁などが情報処理技術者の採用を行う際に役立つよう客観的な評価の尺度を提供し、これを通じて情報処理技術者の社会的地位の確立を図ること。


独占業務がある資格ではない分,意義が見えづらい情報処理技術者試験ですが,このように明確な目的があります。
試験に合格したから何かできる,というわけではありませんが,情報処理技術者として備えるべき能力はこれ,という指針になっている試験だと感じています。
そろそろ,受験票も発送され,試験会場が決まる頃です。(6月10日に発送予定です。)
本番に向けて,いろいろシミュレーションしつつ,意識を向けて行きましょう。