特別試験では,午後2が論述式で,論文を書く試験区分は,プロジェクトマネージャとシステム監査の2つです。
この2区分で論文を書くときには,一番大切になってくるのは,「その試験区分に合わせた考え方」です。
プロジェクトマネージャはプロジェクトマネージャの視点でものを考えることが求められます。
プロジェクト全体を見通して,大局的に,現実的に対応すること。実際にプロマネのメインの仕事は,人間関係であることが多いので,人間関係に関するところでのリアリティは求められます。
多分,普段からプロジェクトに関わっていれば,事例は山のように転がってはいるはずです。それを,プロジェクトメンバーの視点ではなく,プロジェクトマネージャの視点から考えられることが必要です。
別に,実際にプロジェクトマネージャの経験が豊富である必要はないとは思います。
求められているのは,「実際にプロジェクトマネジメントを任せられたときにちゃんとこなせるだけのスキル」で,準備ができているかどうかが問われます。
位置づけとしては,プロジェクトリーダぐらいで,ちゃんと勉強していざというときには自分がマネージャーになれる,というぐらいなら十分だとは思います。
システム監査は,システム監査の視点,外から見た視点でものを考えることが求められます。
直接作業をするのではなく,独立した外部の立場から,指摘事項を指摘していく,その俯瞰した姿勢が大切です。
監査経験があればベストですが,監査を受けた経験があれば,ある程度推測して書けるとも思います。
監査の場合,経験に基づいて書く,ということは,実はそれほど求められていませんし,大切なのは,考え方です。
そのあたりの,「試験区分に対応した立場」を,試験時には特に意識しましょう。
そして,試験の本番では,もう1つ大切なことがあります。
それは,「問題文に合わせる」こと。
基本,論文試験は,
   自分が経験したこと < 問題文に書いてあること
です。問題文で「たとえば,~が必要である。」などと書かれていたら,その内容について記述しましょう。たまに,問題文と関係ないのに,自分の経験について延々と書いている人も見かけます。
設問に入る前の,問題文の本文はとても大切です。
なぜ,論文を書くのに,問題文が1ページまるまるあるのか,考えてみましょう。
そこに書いてあることについて論述して欲しい,という試験官の意思表示です。ですので,それを無視して,自分の書きたい,自慢したい経験を書くと,確実に不合格になります。
ベストは,問題文で求められていて,かつ自分が経験したことを書くことです。
それがあれば,最優先で使ってみてください。そうするとものすごく説得力が出ます。
そうでない場合は,近い経験,知ってる経験を探して,問題文の主旨にあてはまるように書きましょう。
ここで重要なことは,「実際に経験したこと」ではなく,「この問題文では,こういった経験が求められているということをわかっている」ことです。
経験を書くのがベストですが,ない場合は,無理に題意を外れた経験を書くよりは,題意に合った想像を書いた方がマシだとは思います。
試験日まで,書くためのネタ集めを,なるべく多く集めるのは大切です。
論文の問題は,いつも同じではありません。
同じテーマで聞かれているようでも,問題文の記述・要旨は,結構違ったりします。
試験会場に行って,臨機応変に書けることはとても大切です。
コツさえわかれば,意外と論文試験は,突破するのは難しくありません。
最後まであきらめず,できる限りの準備を行って,柔軟に本番に臨んでいきましょう。