ネットワークスペシャリストとデータベーススペシャリストの違い
本日は,わく☆すた公開セミナー「ネットワークスペシャリスト 過去問解説コース」第1回,ネットワークスペシャリスト平成22年秋午後1問1を開催しました。
ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
今後,引き続き,7月20日(水)に午後1問2,7月25日(月)に午後1問3をの過去問解説コースを開催いたします。また,午後2は1日集中で,7月18日(月・祝)に,午後2問1,午後2問2の過去問解説を開催いたします。
通し参加の場合は,すでに開催された過去問解説もDVDでお渡しいたします。
試験に必要な前提知識からお話ししますし,無理矢理当てたりはしませんので,「過去問で勉強してみたい」という方は,お気軽にご参加ください。
今日,セミナーでお話ししていて改めて感じたのは,ネットワークスペシャリストとデータベーススペシャリストの違いです。
この2つは,意外とペアで受験する人が多く,春はデータベース,秋はネットワークを受かるまで繰り返す人も結構います。システム開発を行う上では,両方持っているとすごく幅が広がりますし,オールマイティな技術者を目指すには,とってもいいと思います。
私自身は,ネットワークスペシャリストに受かるまではデータベーススペシャリストの存在を考えたことはなかったのですが,受かったあとにまわりのネットワークスペシャリストの人が受けているのを見て受験しました。
全然毛色が違うのですが,その違いが逆に,すごく勉強になったように感じています。
ネットワークスペシャリストは,地道に,コツコツ積み重ねていく感じです。
TCP/IPを基礎から固めて,LANを知ってWANを知ってセキュリティや仮想化などの新しい技術を知って。。。と,どんどん知識を積み重ねていきます。
それを嫌っていきなり最新技術だけ覚えても通用しませんし,逆に,積み重ねていけば,そのうちできるようになってきます。
ダンプ解析などでパケットを実際に体験したり,自分でサーバを立てたり,実践でもかなり学ぶことができるので,体で覚えることが好きな人にもおすすめです。
なぜか,ネットワークスペシャリストには,トライアスロンでアイアンマン完走したり,サロマ湖ウルトラマラソンで100km完走したりという,スポーツマンが多いように感じています。ネットワークスペシャリストだけの駅伝チームで走ったこともありますし。^^;
逆に,データベーススペシャリストは,ひたすら頭を使って考え抜く感じです。
必ず知っておく必要があるのは,正規化とER図の書き方だけです。その,正規化のルールを使って,候補キーや正規化を考えたり,理詰めで答えを導き出すことが一番のカギになります。
ですので,わからないうちは,いくら演習をしてもわかりません。逆に,わかるようになれば,どんな問題でも大体解けるようになります。
ひたすら頭を使いますので,パズルを組み立てたり,論理的に筋道を考えていくのが好きな人におすすめです。
私の感覚では,昔高校生の時にはまっていた,詰め将棋に似ています。
データベーススペシャリストにはなぜか,中小企業診断士も持ってる,という知り合いが多いです。スポーツマンより,本好きな人が多い印象です。
なんとなく,私の主観で分類してみましたが,こんな感じで全然違うのに,ダブルで受ける人が多いのは興味深いところです。
とりあえず,どちらも年1回の試験ですので,秋はネットワークを楽しんでいきましょう。