人間関係に悩んだときにおすすめな本
ITにも試験にも全然関係がないので,紹介しようかどうか迷ったのですが,ここの読者の方でも,人間関係に悩んでる人は多そうなので,本を1つ紹介したいと思います。
最近出た本田健さんの新刊に,「ユダヤ人大富豪の教え ―ふたたびアメリカへ篇」という本があります。
これは,昔出た「ユダヤ人大富豪の教え」の続編ではあるのですが,お金の話はほとんど出てこず,基本は人間関係の話です。
メインは,「人間関係のマトリックス」ということで,2人の間に人間関係があると,一方が片方の対極に行く,という理論です。
このとき,ポジティブとネガティブ,自立と依存,という2つの軸があって,全体ではこんな感じになります。
ポジティブ自立 | ポジティブ依存
--------+-------
ネガティブ自立 | ネガティブ依存
そして,2人の人間関係があると,2人は必ず,対極に行くのです。
たとえば,ポジティブで自立な人,たとえば「いえい!みんな頑張ろうぜ!」ってな感じな人がいると,相手の人はネガティブで依存な方向,「そんなこと言われても,私は頑張れない・・・」という風に落ち込みます。
ネガティブで自立な人が,「おい,これやったのか!」と怒鳴ると,相手はポジティブで依存になって,「そ,そんなこと言われてもわからないよ~」って感じになってしまいます。
そういった,人間関係の傾向がわかっていると,何か問題が起こったときにも,対処しやすくなります。
自分が人間関係で悩んでいるのは,自分が悪いわけではなく,単に相手と対極にいてわかり合えていない,ということに気づくと,とっても楽に感じられると思います。
特に,心理学などを学んでいる人や,カウンセラーなど人と関係する職業の人には,この本はおすすめです。
あと,人間関係をよくしたい相手がいるときには,すごくヒントになると思います。
そんなに読みやすい本ではないですが,良かったら,一度手にとってみてください。