株式会社わくわくスタディワールド

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「かっこいい文章」ではなく「読んでわかる文章」を書く

ITストラテジスト,システムアーキテクト,ITサービスマネージャなどの午後2は論述式です。
「論文」なので,なんかすごいことを書かないといけない,とか,格調高い文章を書かなければ,という風に身構える人も多いですが,実は全然,そんなことはありません。
文章としては,基本的に,相手が読んでわかればOKです。
採点官の方も,専門家なので,専門用語は理解してくれますし,最初から最後まで読んで,言ってることの意味が通じれば,文章としてはOKです。
ただ,意外と,この敷居が超えられない人が多いのです。
読んでいて,「何が言いたいのか伝わってこない」「話が最初と最後で食い違ってしまって,わけがわからなくなる」という文章は,意外と多かったりします。
そして,最近感じているのが,そういった分かりにくい文章ほど,なんか「かっこいい文章」「高尚な文章」を書こうとしているような気がすることです。
漢字が不必要に多い文章は,結構読みにくいです。個人的には,「~のため」を,「~の為」としている文章は,読みにくい傾向があるなぁ,と感じています。その一つだけとるとどっちでもいいのですが,文章の形態としては,全体的に背伸びして書いたような文章は,読みにくいです。
文章としてお手本になるのは,その試験区分の午後1の問題文だと思います。
状況の説明の仕方や,漢字の使い方,専門用語の使い方などは,午後1に習うと,間違いありません。
論文に限らず,記述式の試験は,試験官との対話です。
自分を大きく見せようとかっこよく文章を書く,というよりも,試験官が読みやすく,読んでわかるような文章を書けるように,練習していきましょう。