株式会社わくわくスタディワールド

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試験を受けに行く

C言語とUNIXの父,デニス・リッチーさんが,逝去されたそうです。
C言語を学習された方だと,K&RのR,ということでなじみも深いと思います。
偉大な先人の方々が,次々と逝去されていって寂しい限りです。ご冥福をお祈りいたします。
こういう話を聞くと,あと何年生きられるんだろう,と限られた時間を感じます。
情報処理技術者試験も,受けられる回数は,限られているんですよね。
やろうと思っていることは,やれる時に,やっておいた方がいい,そんな風に感じます。
試験を受けに行くとき,十分な準備ができていないと,行くのは憂鬱だと思います。
実際,試験会場に行っても,かなり空席が目立ちますし,試験日に行かないという選択をする人も,多いかと思います。
私自身も,今回は正直,怖かったりします。
今週ずっと仕事が立て込んでいましたので,ITストラテジストの本試験問題集,買ったきりそのままです。^^;
完全な準備不足かな,とも感じております。
でも,とりあえず,今からできる限りの準備はして,試験に臨もうとは思っています。
過去問は一応,おととし,試験会場で解きましたし。\(^^;ヲイ
会場も近いですし,試験本番にベストを尽くします。
情報処理技術者試験の場合,準備不足と感じている時でも,受ける意味はあると思います。
最も現実的な理由としては,「現状をしっかり,明らかにすることができる」からです。
試験会場に言って,問題のレベルと自分の実力とのギャップ分析をするのも,悪くないと思います。
1日全力を出してしっかり解く,という体験をやり遂げるだけでも,次の年の合格率は,全然変わります。
問題の質もいいですし,模擬試験以上の効果があります。
あと,無理に頑張ろうとしないで,「問題に素直に従ってみよう」と,流されて解いてみると,意外と受かることがあります。
特に,情報セキュリティスペシャリストは,その傾向が強いです。場合によっては,下手に知識がある人よりも,問題文に合わせて問題文から答えを抜き書きしていった人の方が受かったりします。
論文系の午後1も,「問題文に合わせる」ことがカギになりますし,午後2は実務にうまくはまれば練習不足でも書けることがあります。
論文の場合には,「一度何でもいいから2時間で書き上げてみる」という体験が大切です。
私の場合,最初にアプリケーションエンジニア(今のシステムアーキテクト)を受験したときには,実は全然準備せず会場に行きました。
そこで,午後1まではいけたのですが,午後2でわけもわからず撃沈,という感じでした。
ただ,とにもかくにも,2時間で論文を書いてみたことで,「指導を受けて練習しないとダメ」ということだけは身に染みました。
そこで,論文対策講座を受講しに行き,次の年の合格につなげることができました。
ネットワークスペシャリストも,最初に受けに行ったときには,ただただ自分の実力不足を痛感して,落ち込みながら帰ってきました。
多分,ネットワークスペシャリストの場合には,実務経験者はともかく,勉強不足で合格は難しいと思います。
ただ,それを知って次につなげるためだけにも,受けに行ってみる価値はあると思います。
いずれにしても,試験は,受けに行かないと受かりません。
万全の状況じゃないかもしれませんが,今できることをやって,試験会場に向かいましょう。