株式会社わくわくスタディワールド

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覚悟を決めて受けに行く

今日,ヨドバシAKIBAの本屋さんに行ったら,すでに情報処理技術者試験売り場は,春仕様でした。
プロジェクトマネージャやシステム監査など,来年向けの本がドンと置いてあって,「さあ,次に行きましょう」って感じです。
試験が終わったら,それもありだと思います。
でも,試験が終わるまでは,目の前の試験に集中したいですね。
試験はいよいよ明日です。
泣いても笑っても,準備できていてもできていなくっても,明日はやってきます。
行く行かないは本人の自由ですが,行きたくなくっても,行った方が,精神的には楽だと思います。
個人的なダメダメ話で恐縮ですが,今年,私は中小企業診断士の1次試験,受けに行きませんでした。
直前に体調を崩した,というのもあるのですが,全然勉強不足で,「このままじゃ無理」と思っていると,どうしても行きたくなくなります。
結局,体調不良を理由に,サボってしまいました。
そうすると,なんか罪悪感,というか逃げた感じがのこって,しばらく精神的にきつかったです。
こんなことなら,無理にでも受けに行って,できない現実に直面して来た方がよかったな,とも感じました。
来年は,きっちりリベンジしようと思います。
私は,最初にネットワークスペシャリスト試験に受かるまでに,3回申し込みしています。
1回目は敵前逃亡,2回目は試験会場まで行って玉砕して,そして3回目に合格しました。
最初は全然勉強してなくって,行くのも憂鬱で,当日は試験をなかったことにして休みました。
その後はしばらく,情報処理技術者試験のコーナーにも近寄らず,次の年は受けもしませんでした。
「ネットワークスペシャリストって,難しすぎてムリ」と言い訳して,自分が勉強していなかったから受からない,という事実はなかったことにしようとしていました。
2回目に申し込んだときにも,全然準備不足でしたし,やっぱり受けるのやめようかと思ったのですが,「とにかく覚悟を決めて受けに行くだけ行こう」と,試験会場に行きました。
受けに行って,やっぱり予想通り歯が立たなかったのですが,それでも受けに行って良かったと感じました。
1度,本気で受けてみることで,「試験合格との距離」をなんとなく感じることができたからです。
問題に本番で触れてみて,「この問題が解けたら合格なんだ」というゴールが見えたことで,なんかやる気が出てきました。
そこから1年,といっても勉強を本格的に始めたのは5月ぐらいからですが,きっちり勉強して,本試験に臨みました。
その年はその年で,「落ちたらどうしよう」と考えて,受けにいくのが怖かったのですが,行ってベストを尽くしてきました。
無事合格できたときは,本当に嬉しかったです。
情報処理技術者試験は,実力不足でも,試験を受けに行きさえすれば受かる,というそんな試験ではありません。
ただ,全然ダメだと感じている時でも,受けに行くことで,得られるものがあると思います。
1日しっかり試験を受ける,それだけでも実力は上がりますし,試験合格までの距離も測ることができます。
そして,完全な実力不足ではない場合,特に合否線上にいる場合には,行けば受かることもあるかと思います。
少なくとも,行かないと受かりません。
特に前回59点とか,あと少しというところで不合格だった方は,それから勉強していなくっても,今回は受かるかもしれません。それぐらいのゆらぎは,試験の難易度,出題傾向によって変わってきます。
多分,迷っているのでしたら,行った方が後の気分は楽だと思います。
落ち込むにしろ,変な罪悪感は背負わなくてすみます。
「不合格でもいいので受けに行く」ぐらいで,できなくってへこむことにも覚悟を決めた方が,よけいな力が抜けて実力がだせるはずです。
泣いても笑っても試験は明日です。
後悔を増やさないよう,今できるベストのことをやっていきましょう。