株式会社わくわくスタディワールド

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情報セキュリティスペシャリスト試験の勉強をする前に

本日は,わく☆すた公開セミナー「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」の,情報セキュリティスペシャリスト向けが開催されました。
ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
編集が終わり次第,DVD版も発売いたします。
情報セキュリティスペシャリスト試験の場合,名前から推測されるイメージと,実際に試験で問われる内容に,結構違いがあるように感じています。
今日のセミナーでは,最初にその部分をお話ししましたが,情報セキュリティスペシャリストは,「情報セキュリティ技術だけの専門家」の試験ではないのです。
もちろん,情報セキュリティについては知っておく必要はありますが,その他の要素も大切になってきます。
セキュリティ自体が,ここ10年ぐらいで急速に発展してきた分野です。他の分野の基礎の上に成り立っているので,他の分野も会わせて学習する必要があります。
具体的には,ネットワーク,データベース,システム開発,プログラミング,監査の5分野については,応用情報技術者レベルの知識が必要になってきます。
セキュリティを守る,といっても,実際にはネットワークのセキュリティを守ったり,データベースやシステムのセキュリティを守ったりするので,守る対象のことを知っておく必要があります。
ですので,情報セキュリティスペシャリスト試験の勉強をする前に,応用情報技術者試験の勉強をすることをおすすめします。
その基礎力があれば,理解も早いですし,効率的に勉強を進めることができます。
基礎力なしにセキュリティだけ勉強しようとすると,なかなか頭に入りづらく,苦労すると思います。
そして,情報セキュリティにおいて一番大事なことは,「人とのコミュニケーション」です。
試験問題とコミュニケーションするために,国語力が必要になってきます。
問題文から,人的セキュリティの問題を読み取る必要があります。知識だけで杓子定規にはできないのです。
こちらの力については,高校までちゃんと国語を勉強していれば問題ないとは思いますが,不安が残るようなら,国語の勉強をして,文章を正確に読み書きできるようにしておくのもおすすめです。
情報セキュリティスペシャリスト試験は,セキュリティ知識以外の要素が多く,そのために合格できない人も多くいる試験です。
一度,試験勉強の前に,他分野の知識や国語力などの基礎力を固めてから学習をはじめていきましょう。