株式会社わくわくスタディワールド

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過去問で,情報セキュリティスペシャリスト特有の考えに慣れる

最初にお知らせです。
明日(1/19)から予定しておりました,わく☆すた公開セミナーの情報セキュリティスペシャリストの夜間過去問コース(23年特別試験)は,会場等の都合により中止させていただきました。
情報セキュリティスペシャリスト(SC)の学習で過去問演習は大事なので,現在,代替の過去問セミナーを開催することを考えています。ただ,どのような形になるかは未定です。
時間や場所に制約されない,UstreamやYouTubeなどでのセミナーも面白いかな,と考えています。
現在,わく☆すたの情報セキュリティスペシャリスト過去問解説DVDは,平成19年度春期~平成21年度秋期のみ発売しています。
途中から作らなくなった理由は,ネットワークやデータベースに比べて全然売れなかったから,っていうだけですが,そろそろ需要がありそうなので,再開する予定です。
SCの学習には,過去問の学習はとても大切です。
他の区分でももちろん大切なのですが,単にそれを使って学習,というだけでなく,独特の「空気を読む」必要があるのです。
データベーススペシャリストの試験だと,正解か不正解かは解答を見れば大体わかります。
基礎理論がはっきりしている分,数学の問題みたいに,「唯一の正解」が明確です。
そのため,理論をマスターすれば,問題を解くことができます。
でも,情報セキュリティスペシャリストは,一見,「何を書いても正解のような気がする」ことが多いです。
そこで,求められている解答を1つに導くには,ある程度過去問で慣れていないと,見当がつかないと思います。
情報セキュリティ独特の考え方,問題の特徴,クセ,といった感じのものがあるので,それに慣れる,という感じです。
イメージとしては,ちょっと気むずかしいけど仕事に真剣なS部長みたいな人がいて,最初は何を言ってるかわからなかったんだけど,徐々に慣れていく,という感じです。
「この人の○○は△△という意味」という風に解釈する能力が身に付けば,合格は近いです。
もちろんその原因は,試験官が気むずかしいから,というわけではなく,他のIT分野とはちょっと違う,情報セキュリティ独特の考え方から来ているものです。
ですので,その考え方に慣れて,それがよくわかる頃には,情報セキュリティの勘所,考え方も自然に身についていると思います。
技術的な知識はあるけど試験に合格しない,という人は,昔の情報セキュリティアドミニストレータ試験の問題を演習してみるのもおすすめです。
マネジメントに特化している分,今の情報セキュリティスペシャリストよりも純粋に,その考え方が学べます。
情報セキュリティは,技術だけで問題が解決することはまれで,ある程度はマネジメントがからんできます。
その特有の考え方を身に付けるためにも,過去問演習をしっかり行っていきましょう。