株式会社わくわくスタディワールド

情報セキュリティスペシャリスト合格体験記:anonymousさん

情報セキュリティスペシャリスト試験の場合,単に知識を知っているだけでなく,その知識を相手に伝わるように答案用紙に「書く」ことがとても大切です。
「問題の要求していることはわかっているんだけど,うまく表現できない」というのは,試験本番で陥りやすいところです。そのため,問題演習などを行うときには,自分の解答を,自分の言葉できちんと手で書く,という練習が必要になります。
今回の合格体験記は,きちんと勉強,特に書く練習を積まれて,見事6回目の特別試験で情報セキュリティスペシャリスト試験に合格された,anonymousさんです。
*******

【基本情報】
氏名:anonymous
情報セキュリティスペシャリスト受験:5回目
 (テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)も含めると6回目)
点数:
 午前1 免除
 午前2 84点
 午後1 68点(問2,問3を選択)
 午後2 71点(問2を選択)

【これまでの戦績(情報セキュリティ関連)】
 平成18年秋SU:午後1で不合格
 平成19年秋SU:合格
 平成20年春SV:午後1で不合格
 平成21年春SC:午後1で不合格
 平成21年秋SC:午後2で不合格
 平成22年春SC:午後1で不合格
 平成22年秋SC:午後1で不合格
 平成23年特別SC:合格

【これまでの試験対策】
1.平成21年春
今から思えば,「書く」練習が圧倒的に不足していました。本番では,午後1で惨敗しました。
2.平成21年秋
前回の惨敗を教訓として,SU・SV・SCの過去問を用いて「書く」練習に力を入れるようにしました。勉強の方向性は,前回と比べて改善できたと思います。
本番では,午後1問3が平成18年SV午後1問3に似た感じのICカードの問題で,過去問対策を行ってよかったと思いました。しかし,午後2で途中退出してしまったところ,まさかの59点敗退となりました(前回の惨敗より,精神的にかなり辛い結果でした)。最後の詰めが甘かったようです。以後は,午後2の最後まで残るようにしました。
3.平成22年春
前回に引き続いて「書く」練習を行いました。本番では,午後1で問題の意図を正確に読み取れずに,不合格となりました。まだ勉強の方法に問題があると思いました。
4.平成22年秋
ベンダー試験でWeb問題集を使って学習する際,問題と解答をPDF化したものを印刷し,重要な箇所に蛍光ペンで線引きしたり,赤ボールペンでいろいろコメントを書き込んだりしていました。これと同様の方法を,SC対策でも取り入れました。IPAサイトで公開の過去問PDFを印刷し,いろいろ書き込みすることにより,重要ポイント,見落としやすい/間違えやすいポイントが一目でわかるようにしました。「書く」練習の後の振り返りとして効果的でした。
本番では,午後1で一見難しそうに見えた問2を避けて問4を選択しましたが,後日見直したら,実は問4より問2の方が簡単でした。午後1で不合格だったのですが,その原因は,問題選択ミスだったようです。

【試験に向けて,勉強した内容】
1.午後対策
前回の不合格を知った後,検索エンジンで「わく☆すたブログ」の存在を知りました。早速,「合格への道標」を購入しました。「おすすめ参考書」を確認した結果,これまで私が購入した本がたくさん載っていたので,方向性に間違いはなかったのだと思うと,嬉しくなりました。
勉強方法は,基本的には前回と同様,「書く」練習の後で印刷した過去問PDFにいろいろ書き込みを行うことを継続しました。しかし,以前よりも仕事が多忙となり,平日夜に勉強時間を確保しにくくなり,トータルの勉強時間が少なくなる状況となりました。そこで,今回は,まずはSUの過去問の勉強をやめました。さらに,途中からは,SVの過去問の勉強もやめ,SC4回分に的を絞りました。最新のものだけ集中的に対策を行う作戦は,功を奏したのではないかと思います。
2.午前対策
試験直前の約1週間前に,ざっとおさらいとして,SVとSCの過去問を解きました。
直前であれば,記憶に残っているうちに,本番に臨めるからです。
【試験対策に使用した書籍】
(1) 徹底解説 情報セキュリティスペシャリスト 本試験問題(アイテック)
  徹底解説 テクニカルエンジニア 情報セキュリティ 本試験問題(アイテック)
  徹底解説 情報セキュリティアドミニストレータ 本試験問題(アイテック)
  ※平成22年春・平成22年秋以外の過去問
(2) 1週間で分かる 情報セキュリティスペシャリスト 集中ゼミ【午後編】
  (日本経済新聞出版社)
  ※平成21年春~平成22年秋の過去問
(3) 情報セキュリティスペシャリスト パーフェクトラーニング過去問題集
  (技術評論社)
  ※平成21年春~平成22年春の過去問
(4) 情報処理教科書 テクニカルエンジニア 情報セキュリティ(翔泳社)
  ※平成23年に情報処理教科書 情報セキュリティスペシャリストに買い替え
(5) 情報セキュリティスペシャリスト完全合格対策(同友館)
(6) 情報セキュリティスペシャリスト「午後」オリジナル問題集(秀和システム)
(7) 新版暗号技術入門 秘密の国のアリス(ソフトバンククリエイティブ)
(8) 情報セキュリティプロフェッショナル教科書(アスキー・メディアワークス)
(9) 情報セキュリティスペシャリスト完全攻略テキスト(TAC)
(10) よくわかる最新情報セキュリティの基本と仕組み(秀和システム)
(11) 情報セキュリティ教本,その他Webサイト掲載資料(IPA)
(12) ネスペ21(星雲社)
(13) マスタリングTCP/IP 入門編 第4版(オーム社)
・個人的には,(3)と(5)以外は,役に立ったと思います。
(3)は解説がいまいちだったため,(5)は試験内容とずれているような気がしたため,途中で使用するのをやめました。
・(12)はSC対策というよりNW対策のために購入しましたが,勉強方法はSCでもとても参考になりました。
・(13)は,「合格への道標」で初めて存在を知りました。

【当日の試験の感想】
1.午前2
いつもと同じような傾向・難易度の問題だったかと思います。
2.午後1
真っ先に手をつけたのは,問3でした。次に問2と問4のどちらにしようか少し
考えた結果,問2を選択しました。問2と問3は,いずれもこれまでの午後対策
が役に立つような選択だったと思います。後日の情報では,問4が難しかった
そうなので,選択しなくてよかったと思います。
3.午後2
問2を選択しました。記述式の問題は,無線LANの問題ができていませんでした。
他の記述式の問題も,IPAの解答例通りとはいきませんでしたが,部分点をもらえたかもしれません。穴埋め式の問題は,1問を除けばほぼ完璧でした。
「また不合格になったらどうしよう」ということは考えないようにし,目の前の問題を淡々と解き進め,最後の最後まで集中力を切らさずに粘りました。
合格しているとしたら60点ぎりぎりかと思いましたが,予想より10点ほど高い得点だったので,得点調整があったかもしれません。
【今後の受験者に向けてのアドバイス】
・TACが公開している無料動画「情報セキュリティスペシャリスト 本試験分析と対策法」では,重点分野は「ネットワーク」「暗号」「認証」の3点と力説されていました。「1週間でわかる・・・集中ゼミ」でも,「暗号」の勉強の重要性が述べられていました。私も同感です。
・「わく☆すたブログ」「ネスペ21」に書いてあることは,説得力があります。
情報処理試験に限らず,試験を熟知している人の意見は,とても参考になります。(Oracleでいえば代田佳子さんとか,TOEICでいえば中村澄子さんとか)試験対策本を購入する際は,試験を熟知している人が書いたものを選んだ方が,本番の試験内容と合致していてよいと思います。
・情報処理試験だけ受験して不合格ばかりが続くと,モチベーションの維持が難しいかもしれません。私は,SC試験終了後~SC合格発表の間にベンダー試験を受験して合格することで,何とかモチベーションを保つことができたと思います(「ネスペ21」にも同様の内容が書いてありました)。
・試験が近くなったら,いつもより特に仕事や家庭でトラブルを抱え込まないように気をつけて,精神的になるべくよい状態に持っていくことは,結構重要だと思います。